田舎でリハビリ

訪問リハビリ・通所リハビリ運営のコツ・日頃心がけていること、今後のリハビリ業界の動向とそれに対する考察を、日々の経験から書き綴っています。田舎暮らしの良さも紹介していきます☆ 「田舎でリハビリの仕事なんてあるの?」と言われ、早数年。 最初こそ職場探しに難渋したものの、今では田舎こそリハビリ職が求められ、活躍出来る場所だと確信しています。 訪問リハビリ,デイケアで役立つ技術、これからの働き方を独自の視点から発信中⭐

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訪問リハビリにおいても、病院と同じ様にお盆期間にも訪問リハビリをする所が増えてきているようにありますが、皆さんの所はどうでしたか?


私の地域では田舎ということもあり、お盆期間はどこの利用者さん宅も慌ただしい様子です。

特に初盆があるお宅等はこちらも余裕を持って、接する心構えが必要だなと感じます。


なので、13日〜15日までの期間は訪問リハビリはお休みさせてもらったのですが、その分の振り替えで、16日〜18日(今日)の3日間は9件の訪問リハビリとなりました。


日が長いとはいえ、この暑さですから、 訪問する側としても体力勝負です。


そして、普段とは異なる時間帯でお願いしている場合もありますから、遅刻は絶対にしたくない。


そんな気持ちですので、自ずと気合が入った3日間でした。


近隣の訪問看護ステーション等は1件の訪問リハビリの時間を60分と定めている所が多く、 平均訪問件数も5件程度との事です。


私の所は20分〜60分までご利用者様のご希望や訓練の内容に応じて変えているので、自ずと訪問件数も増えてしまいます。


平均すると40分が多いんですけどね。


簡単にですが、私が9件訪問する際に心がけている点を挙げたいと思います☆



1.20分の訓練時間の場合は朝一番、もしくは最後にする。

2.移動時間のロスを減らすために、地区で分ける

3.当日の不在を避ける為に、前日の夕方に電話確認。もしくは、当日再連絡。

4.大型連休の前後は会議を入れないようにする

5.大型連休の前後は慌ただしい事をケアマネ・利用者様に事前に伝えておく

6.慌ただしい様子を利用者様に悟らせない

7.ガソリンは必ず満タンにしておく

8.連休中に指導した自主訓練の確認に時間を割く

9.盆明け(16日)の日は要確認



今回の様にお盆の期間は地域によっても異なるかもしれませんが、遠方のご家族や親戚の方が帰省される利用者宅も多くあります。


そして、何かと催事があり、普段よりも疲労されているケースも少なくはないので、体調確認も普段より心がける必要がありますね。


そして、振り替えにより、普段と異なる曜日や時間帯に訪問する為、外出されていたり等のトラブルが起きやすいといえます。


そうなると時間的にも大幅なロスになるので、日頃から月間スケジュール表を作成したり、事前に連絡を入れたりなど、工夫が大事ですね。


また、こう言う時に日頃のコミュニケーションの大切が感じられます。


それでは、まだまだ暑い日が続きますが、お互いに頑張っていきましょう(*^^*)





 


毎日、暑い日が続いていますね。

今日は全国の8割で猛暑日となり、北海道でさえも34度以上の気温になったようですね。


まだまだ、暑い日が続きそうですが、皆さんは屋外活動訓練をしていますか?



ケアプランに屋外での活動が含まれている場合等、その頻度や内容に若干の修正を加えつつ、予定通り屋外活動訓練を実行されている方がほとんどだと思います。


私も活動量が減少しており、訪問リハビリ等の場面で屋外移動を行わないといけない方や、趣味的活動の充実の為に畑等に行く訓練を行っております。


これらの活動は暑い寒いに関係なく、目標達成のために必要な事だと思うからです。


けれども、この時期に屋外で作業を行うことは20分〜120分の間で可能だとしても、昼間の活動はちょっと心配ですよね。


なので、私の場合、以下の点を配慮して行っています。


1.屋外での活動時間を調整する

夏時間・冬時間に分けて、利用者様の訓練内容や状態に応じて訓練を行う時間を調整しています。
今回の場合は、朝一番の時間か最も遅い時間にスケジュール調整をしています。

たまに、訪問入浴とか訪問介護等との調整が必要ですが、通所系のサービスを利用される方以外は朝一番の時間は開いてる事が多いですね。

利用者さんも夏だと起床時間が早くて6時には朝食を食べ終わっている方もいます。

なので、朝一番だと8時頃にお伺いする事もあります。日差しも日中に比べると、全然違いますからね。


2.屋外活動の場所を工夫する


つまり、昼間で気温が高くなる時間帯でも、屋外の移動する場所 を直射日光が当たらず、風通りが良い所を選んだり、日陰で作業できる場所にて農作業を行ったりしています。

私よりも利用者さんの方が涼しい場所や環境について詳しくて、病前からの生活の知恵が身についておられる事を実感することもしばしばです。


3.暑い日に外に出る事で味わえる達成感・充足感を意識する

普段から活動量が少ない上に、屋外に出るという事に必要と思いつつも、拒否的な反応を示される方もあります。その際は、冷たいお茶を準備し、休憩の際に木陰で味わう喜びや、暑い日にも頑張って作業をしたという満足感を感じてもらえる様に工夫しています。

屋外移動等は歩く事が目的になると、拒否的な反応が生じる事があるので、近くの神社にお参りする。スーパーに買い物に行く。等を取り入れると、違った反応が見られますよ☆



4.暑さ対策は万全に

帽子や日傘などは勿論のこと、アイスノンや冷えピタを準備します。

訓練に対して過剰な程、やる気がみなぎっている方にはブレーキをかける事も必要ですので、良いタイミングで持参したお茶を差し出したり、熱を持った手足を冷やしてあげると、クールダウンにもなります。
また、訓練の際にこれらを使用することで、「便利な道具を使った方が体も楽」という認識をもってもらえます。


熱中症・日射病・脱水症を予防する為にも暑さを体感しながら使用することをオススメします。



思いつくままに屋外活動を行う際に私が意識している事を挙げてみました。


まだまだ、工夫は必要かも知れませんが、今のところ、屋外での活動を行った事で体調が悪くなられた方はいませんし、活動量も維持できている方ばかりです。


是非、屋外での活動に躊躇されていた方は、暑さに負けず、屋外での活動を行い、利用者さんの目標達成に向けて取り組んでもらえればと思います。

お互い頑張りましょ〜(*^^*)

 


訪問リハビリの利用者さんで、トイレの悩みを持っておられる方、多くないですか?

悩みの原因も様々で、便秘であったり、痔があったり、頻尿であったりと多岐に渡るといえます。


特に高齢の方になるほど、トイレに行く回数は増えるし、昼夜・そして24時間関係ない問題として、多くの人を苦しめているのが現状です。

私がサービスを提供している利用者さんにも、便秘気味で週に1回排便があれば良い。

そして、時々は失敗するけども、「トイレで用を足したい!」という方がおられます。

けども、その方の悩みは便意もあり、トイレにも行けるけども、便座に5分も座っていられない。

座っていると坐骨結節が痛み辛いという事でした。

痛みのせいで出そうなのに集中できないという現状。

これは「そうですか。困りましたね。」では担当療法士として済まされる問題ではないんですよね!


しかし、ご本人のご希望通り、便座に長く座れないという身体機能面での解決策は難しい。。。

環境調整として前方にテーブルを設置し、上肢に荷重する事で臀部の負担を減らせるか?

けれども、トイレに行く度にテーブルを準備するのも家人の負担が大きい。

両脇に手すりなどを設置し、そこに荷重をしてもらうか?

けれども、便座と壁までの距離を考慮すると、十分な上司の荷重は難しい。せいぜい、前傾姿勢を保てる程度か?

等など、色々と解決策を考えてみましたが、単純に解決できる方法があったんです。

皆さんならどうされますか?


私が考えた答えは、便座に厚手のシートを設置する方法でした。





図だとちょっと分かりにくいんですが、これ結構な厚みがあり、座り心地がとても良いんですよね。


これを使えば、あの固くて無機質な便座からの攻撃を和らげる事が出来そうだなと思い、早速、アマゾンで購入し、使って頂きました。


すると、座った瞬間の利用者さんの驚いた顔と「これなら大丈夫や!」という表情が見れました。


ちょっとした工夫でトイレの苦痛から開放されるという瞬間に立ち会えたことと、予想通りに上手く行った事で私自身も安堵しました。


訪問リハビリでは実際の生活場面で困難を生じさせる課題に直接、介入できる事ができます。

この積み重ねが利用者の生活再建に向けた取り組みになると思いますし、生活課題への挑戦ともいえます。

是非、訪問リハビリを行っている療法士の方でトイレの課題があった際は、今回の方法も検討し見てください。

臀部の脂肪や筋肉量が低下している人にも喜ばれますよ(^o^)
 


訪問リハビリの仕事は営業の成果が目に見えて分かる分野だと思います。


これは入院リハや外来リハでは中々、身につきません。


というか、そんな事を考える必要も無いのかもしれません。(今の所はですが…)


私の勤務する事業所は居宅介護事業所を併設しているので、そこからの紹介が全体の3〜4割を占めています。


けれども、中には併設の居宅を持たない、訪問リハビリ事業所でも月に120万円/人の収益を生む強者もいます。

これが東京や大阪等の都市部だと容易かもしれませんが、人口5万人弱の田舎では結構、ハードルが高い事だといえます。


つまり、自分の行動(営業)次第で、利用者は増える可能性がまだまだあるということですよね。


では、どうすれば利用者を増やすことが出来るのか?


やはり、営業のノウハウを最大限に活かすことだといえます。


最近、私が参考にしているのが、福祉用具貸与業者の方の営業です。



ご存知の方も多いと思いますが、福祉用具貸与や住宅改修に関する制約は年々、厳しくなってます。


厳しさだけで見ると通所介護の非じゃないレベル。

けれども、昔からある大手の福祉用具貸与業者であれば、安泰かといえば、そうでもなく、新規に始めた福祉用具業者の方を率先して選ぶケアマネが多いんですよね。

 
では、彼らがどの様にケアマネさんと接しているか?思いつくまま列挙していきます。


1.営業の訪問は昼休みの15分前

うちの病院に併設している居宅に毎回決まってくる時間がこの時間です。
まぁ、ケアマネも事務作業だけでなく、外出している事が多いですから、一番、事業所にいる時間かつ、昼前で少し余裕がある時間を狙っている気がします。

2.こまめにメンテナンス

梅雨時期や夏の暑い時期には率先して、ベッドのマットレスの交換を行ったり、車いすの点検等を行う。

貸与したままで使われていない歩行器や車いすも多いみたいで、その時に別の商品を提案したりするようです。


3.担当のケアマネだけでなく、色んな人とコミュニケーションをとる

これは鉄板ですかね。でも、訪問リハの営業でも出来ていない方は多いと思います。

慣れてくると最初の頃と違って、一部の人としか話をしなくなるんですよね。
そうなると、その人しか依頼が来なくなる。

一番良い方法は、その場にいる全員に対して話せる話題を持っておくことだといえます。


4.電話だけでなく、メールやLINEでの連絡手段を使う

一般的に事業所同士の連絡って携帯かFAXが主になりますが、ちょっとした事だと電話するのを遠慮してしまう事ってありますよね。

けども、携帯のメールやLINEだと気軽に連絡が取れ、普段の様子伺いやちょっとした宣伝活動もしやすいようです。

FAXでガッツリと新商品の説明や値段を提示しても、ロクに読まれないけど、LINEだと反応が異なる。

理由は分かりませんが、手軽さと必ず目を通すという点ではメールを使った連絡手段は受けが良いようです。

また、LINEのアドレスを交換出来る仲と事業所の代表番号しか知らないのだと親密度が違いますよね。


5.居宅事業所以外にもリハビリと連携をとる

訪問リハビリで福祉用具の事で相談を受ける機会は少なくないですよね。

移動手段の検討から住宅改修まで幅広く意見を求められます。

なので、福祉用具貸与業者からしてみれば、リハビリと連携を図る事で、福祉用具の貸与や住宅改修がスムーズに行えるという利点があるようです。

確かに、利用者さんの福祉用具貸与業者が決まっていない場合、デモ機を無料で直ぐに準備してくれる福祉用具業者を優先して提案したりすることがあります。

訪問リハビリでも訪問介護や訪問看護と連携をとり、訪問リハビリが必要な場合に居宅に提案してもらえるような関わりが重要だといえます。


6.個性を出せる

併設する居宅事業所には毎日、誰かが訪問してきます。

多くが、有料老人ホームの営業と福祉用具事業所の営業です。

たまにそんな方々とでくわすんですが、上手い営業をする人は服装に少し垢抜けた感じがあって、清潔感がある。

基本、笑顔。

また、話す内容もプライベートな事や共通した話題を主にしていますね。



7.仲間と思わせる

職種や勤務先は異なれど、同じ気持ちで利用者さんに接する態度や課題を共有する姿勢が好まれるようです。

お試しで利用者さん宅に訪問したり、地域ケア会議等に一緒に参加した場合など、連帯感が生まれるようですね。



まとめ


思いつくままに列挙してみましたが、いかがでしょうか?

これらの営業方法は私達が新規の利用者獲得に向けた営業にも、通じるものがあると思います。

特に大事なのが、訪問先のケアマネに応じて態度や話す内容を変えるという所ですよね。

その為にも相手がどんな人柄かを見て、評価し、連絡手段や接し方を変えてみると上手くいく可能性が高まると思います。

以前、人気のある福祉用具業者の方と営業について話していたら、こんな事を言っていました。

「ある居宅に数年通って、やっと先日、紹介してもらったんですよ!ここからが勝負です☆」



職種が違うので全てが参考になるとはいえませんが、接し方や考え方は十分、応用できるといえます。


是非、明日からの訪問リハビリの充実の為に、頑張っていきましょう(^o^)


 


今更ですが、隔月刊の訪問リハビリテーションの特集が訪問リハビリからの卒業でしたね。


巻頭言には訪問リハビリでも有名な吉良理学療法士、そして、最初の記事に関愛会 在宅リハビリテーション室の川野理学療法士の記事と訪問リハビリの分野でご活躍の方々がどの様に卒業について考えているかとても興味がわきました。


吉良・川野理学療法士の記事はgeneのホームページからサンプルとして閲覧可能です。


株式会社 gene 書籍


訪問リハビリテーションの卒業~患者から生活者へ・準備移行支援~(サンプルPDF) 



中でも気になったのが、訪問リハビリの卒業といっても、通所系のサービスにつなげるケースが主で介護保険自体からの卒業は難しいという事ですね。


同一法人で通所系サービスと訪問サービスを持っている所は訪問リハビリの卒業先として通所系サービスが再優先に選ばれますよね。


そこからの卒業が一番難しいんじゃないかと思います。


それよりも、通所系サービスを何年も利用する状況を作りかねない卒業よりは、比較的軽度な介護度を維持し、訪問リハビリで様子を見ていく方法でも良いと思うんですけどね。



最初から「何ヶ月で訪問リハビリは卒業です」よりも、介入する期間を徐々に長くし、最終的には月に1〜2回位の訪問リハビリで生活状況を確認・指導するのが一番、介護保険の利用頻度を減らす(抑制)につながるのではないか?とも思います。


月に1回〜2回の訪問ですから、状態を確認して動作確認をするだけで、徒手的な訓練等は行えないですからね。



色々と持論を交えて卒業について書きましたが、今後、訪問リハビリの卒業への取り組みはそれぞれの事業所で地域の実情を踏まえながら、検討すべき課題だといえます。


介護予防の利用者にあたっては、依頼があった時点で「3ヶ月〜6ヶ月で必ず訪問リハビリは終了(卒業)でお願いします。」と言われる事がほとんどになりました。



つまり、「その期間で効果が出せない場合は、次から別の事業所に依頼しますよ。」という暗黙のプレッシャーも感じられます。


ですので、最初に定められた期間よりも少し早く目標が達成でき、利用者や介護者からは終了後も定期的に状態を確認できる関係を築く必要があります。


川野理学療法士も「かかりつけ療法士」という言葉を使っておられますが、本当にこれからは個人としての関わりが求められると思います。


訪問リハビリ卒業後もいつでも相談が出来るという安心感と信頼が、これからの訪問リハビリ従事者に求められる技術かもしれません。



※川野理学療法士が勤務する関愛会 在宅リハビリテーション室のブログも卒業に向けた取り組みが本書よりも詳しく事例(写真付き)で紹介されています。良い刺激がたくさんで、面白いですよ☆
興味がある方は是非、下記のサイトを閲覧してみて下さいね☆


“もみの木”の木の下で…





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