田舎でリハビリ

訪問リハビリ・通所リハビリ運営のコツ・日頃心がけていること、今後のリハビリ業界の動向とそれに対する考察を、日々の経験から書き綴っています。田舎暮らしの良さも紹介していきます☆ 「田舎でリハビリの仕事なんてあるの?」と言われ、早数年。 最初こそ職場探しに難渋したものの、今では田舎こそリハビリ職が求められ、活躍出来る場所だと確信しています。 訪問リハビリ,デイケアで役立つ技術、これからの働き方を独自の視点から発信中⭐

タグ:訪問リハビリ


次期同時改定に向けて、様々な意見が飛び交っていますね。


特に訪問看護からのリハビリを行っている療法士にとっては、敏感にならざるおえない状況といえます。


以前にもブログで書きましたが、訪問リハなり訪問看護からのリハビリなり、訪問リハビリ自体のニーズが高まっている訳ですから、訪問リハビリステーションに関する議論をきちんとするべきなんですよね。


訪問リハビリステーションが創設されれば、訪問看護からの訪問リハビリに制限がかけられても文句を言う人はほとんどいないと思います。


結果、しょーもないいざこざもなくなり、訪問看護も訪問リハビリも訪問介護も利用者の為になるサービスを提供できるわけです。


訪問リハビリステーションの創設に関する期待は2012年の同時改定前に盛り上がりました。


作業療法ジャーナルでは訪問リハステーションをシミュレートし、実際に立ち上げから事業運営の安定化に向けた取り組み方まで事細かに書かれています。


もう発行から、7年近く経ちますが、何度読み返しても、参考になるし、今から訪問リハビリを始める療法士は読むべき本だといえます。


先日私も3冊目をアマゾンで買いました(笑)

定価1785円が中古品で800円程度(送料込み)

なのに、ほぼ新品なので、お得な買い物でした(^^)

同じ本を何冊も買ったのも、理由があって、1冊目はマーカーや赤ペンを引き過ぎて読みにくくなってしまったからです。

2冊目は訪問リハビリを立ち上がる友達にプレゼントしました。

そして、5年ぶりに3冊目を購入。

この本の素晴らしい所は、第一線で活躍している宮田 昌司理学療法士の訪問リハビリに関する提言や期待、そして作業療法士で訪問リハビリのパイオニア的存在の二神・川本・毛利氏の実際の運営シミュレーションが詳細に書かれている点です。

このシミュレーションが本当に的を得ていて、実際にこの通りの流れで収益が発生するんですよね。

訪問療法士の一人あたりの報酬単価の設定方法や月ベースにどのくらいの収益が必要か?

を具体的な図とともに分かりやすく説明してくれています。


もう7年近くたっているのに、現在でも通用するなんて凄すぎると思いません!?







これを読みながら給付会で話されている内容を読むと、現状のリハビリに対する逆風が未だに続いているのがよくわかります。

今こそ、一人ひとりの療法士が声をあげるときなのかもしれません。



訪問リハビリに長く携わっていると、「居宅」での訓練だけでは、限界があることをひしひしと感じます。


特に、退院当初は活動量が減少していた方でも、週2回〜3回の訪問リハビリにて住まいでの動きに慣れてくれば、次は「外でどの位動けるか?」が重要となってきます。


ただ、多くの療法士が「外出」に関連する支援を訪問リハビリで行う際に、頭によぎるのが、


訪問リハビリで、居宅ではない場所で訓練をしてよいのか(・・?


という疑問です。


また、スーパーや利用者の希望している場所に行くまでの移動方法やそれにかかる費用はどうなるのか?



訓練として外出に関連したサービスを提供するために、色々と考えないといけません。



私も気になり、先輩療法士に聞いたり、ネットで情報収集をしているんですが、賛否両論で一概に答えが無いのが現状かもしれません…。


ただ、外出支援を行うためにするべきこととして、

①外出支援をする際にはケアプランに組み込んでもらうこと

②利用者の介護者の理解と賛同を得ておくこと

③訪問リハビリの指示書を出す、医師にも一連の流れを報告すること


が重要といえます。



 ①に関しては、もとよりケアプランに記載されていないことをサービスとして提供する訳にはいきませんから、外出支援をする前にケアマネとも協議し、ケアプランの加筆・修正を依頼しましょう。

②に関しては、交通費などの諸経費に関する解決を図ることと、外出訓練を行うことでのメリットだけでなく、予測されうるデメリットについても、伝えるべきだといえます。

利用者にとっては、訪問リハビリで外出をして、自信がつき、結果、介護者の意向に沿わない結果を招く事もあり得るからです。

タイミングと状況を踏まえて、誰もが、納得できる内容で進めないと、後々、問題になるケースもあるので、注意が必要です。

③に関しては、訪問リハは医師の支持の基、提供されるサービスですから、医師の同意と支持が必要だと思われる為、必要と考えます。



制約が多く、思ったときにすぐに実行できないもどかしさはありますが、訪問リハビリでの外出訓練こそが、最大の魅力であり、病院でのリハビリでは得られない充足感を得られるものだとも思います。


下記のサイトでは積極的に目標設定と活動と参加への移行を進められています。

訪問リハビリで船に乗って釣りに出かけたり、役割をもった作業の確認の為に外出訓練を行うなど、とても参考になる内容です。


外出訓練を定型化し、積極的に行いたい療法士は参考になりますよ☆


 いざ漁へ 【”もみの木”の木の下で・・・】


今朝のNHKで持ち上げない介護(ノーリフト)について特集がありましたね。


私が観た時には実際に介護施設で、立ち上がりの補助と立位保持を支持する器具が使われていました。



参考:移動・移乗機 かーるくん



番組で器具を使われていた方は、器具を使わなくても、動作指導にて改善できそうな気もしましたが、番組の構成上、あえて、残存能力が高い方を紹介したのかもしれません。

それはさておき、実際にノーリフトを実践している介護スタッフのコメントがとても印象的でした。


福祉器具を上手に活用することで、利用者さんの残存能力を引き出すことができ、以前よりも良くなった。


と言った感じのことをおっしゃっていました。


これって、私達、リハビリ専門職からすると当然の事なんですが、一般的には、意外なことなのかもしれません。



福祉用具を頻繁に利用する=介護負担が大きい


という考えのように感じられます。


訪問リハビリの現場でも、病状の進行に伴い、ベッドからの移乗が困難になっても、何とか、自力で、もしくは介護者の努力で解決する方法を選択される方がいます。


福祉用具を用いることへの漠然とした嫌悪感が働くようなんですよね。



こういった考えになるのは、やはり、病院や施設等でノーリフトの考えが浸透していないことも原因だと思うんでうよね。



元気なときから、福祉用具の便利さ等を知らないまま、介護が必要になると、ずっと人の手による介護がベストになってしまうんじゃないかと。


下記のサイトではノーリフトの概念は福祉機器の活用のみでなく、便利なグッズや機器を用いることだと紹介しておられます。

参考元:新常識になるか?抱えあげない介護(ノーリフト)がやってくる!(KAIGO LABより)


そして、日本ノーリフト協会では様々な研修会や書籍等を通じて、持ち上げない介護の実践方法を紹介されているようです。


参考:日本ノーリフト協会



ただ、どんなに便利な機械も人の手による介護には追いついていません。

これも、ノーリフトの考えが浸透しづらい要因かと思われますが、ベッド上での体位移動にスライディングシートを利用したり、オーダーメードの車椅子での移乗方法を指導したりとリハビリ職によるノーリフトの啓蒙活動が一番重要ではないかと思います。



訪問リハビリや通所リハビリでノーリフトの考えが広まると、我々、リハビリ職の活躍の場も更に増えると思うので、皆さん、一緒に頑張りましょう(*^^*)


良ければ、こちらの記事も併せてお読み下さい☆


スライディングシートの使い方を介護者に指導する重要性






昨日に引き続き、農業ネタの記事です。


半日で1,5丁の田んぼに田植えをしたので、普段使わない筋肉が悲鳴をあげています。


今日も家の近くの田んぼでは草刈りの音やらトラクターの音が朝から聞こえています。


70過ぎの男性が主になって働いていますが、驚くほど、元気ですよね!


農業を通して、通所や訪問リハビリで関わる利用者さんの凄さに頭が下がります。


繰り返しになりますが、やっぱり、言葉で聞くだけじゃなくて、自分が実際に体験してみないと、その人の気持ちが十分に理解できないんですよね。


これまで関わった多くの利用者さんが農業経験者で、

「もう一度農業をやりたい」

「田んぼをしている時が一番良かった」

という話を聞くと、現在の生活に物足りなさや喪失感があることを感じさせられます。


かと言って、通所で農作物を作ってみたりすることで満足されるかというと、そうではないんですよね。


今と昔の自分自身の違いに気づいているから、余計に喪失感を抱く人もいるわけです。


そう言う人には、傾聴しつつ、私が実際に農業を通して経験したこと感じたことを話すようにしています。


すると、会話の中で笑顔が増えて、短時間ながらも元気になられるんですよ。


これは稲作を始めるまでは、わからなかったことでした。


また、普段の仕事とは関係ない事柄でも、役に立っていることを思えば、ちょっと得した気持ちになりません?


利用者さんからしても、都会からきた、現代的なお兄ちゃんよりも、農繁期にバタバタしているアラフォーの方が親近感が湧くのかもしれません(笑)



田舎でのどかな風と風土に癒やされながら、慌ただしく仕事に打ち込むのも良いですよ☆


田舎でも家のローンが終わりましたし、働く場所は自分で行動すれば、色々とあります。


給料面でいっても、都市部よりも田舎の方が高いですし、農業をすれば、生活の足しにもなります。


お米をスーパーで買うことも無くなり、野菜もめっちゃ安いですしね。

採れたてのトウモロコシが100円以下で買えますしね☆


また、既に田舎に住んでいる療法士の皆さんも、今の仕事に活かせる部分は多様にありますから、是非とも農業を始めて見てください。

プランターやちょっとした畑で野菜を育てるだけでも、色々な発見があるはずです。


特に訪問リハビリでは農業経験は成功しても失敗しても、めちゃ役立ちます。


ビワなんかも近くの木で山盛りになってますが、誰も取らないんですよね。


メルカリなんかでも、ビワが出品されていて、結構な値段で取引されているようで、驚きました。


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画像引用元:https://www.mercari.com/jp/search/?keyword=%E3%81%B3%E3%82%8F



私も半農半療法士として、実績を増やして、更なる収入アップを図りたいともくろんでおります(*^^*)
 


私は田舎で訪問リハビリをしています。


毎日、そこそこ忙しいんですが、6月と10月は農家としても忙しいんです。


まぁ、農業の方はなんちゃって農家なので、本業の方に聞かれると笑われるレベルですが、農業って、作業療法士や理学療法士も経験していて損はないんじゃないかと思うんですよ。



農業は本来持っている能力以上に、体と心を動かす原動力があって、農業経験者の利用者さんはこぞって、こう言うんです。


「(リハの)先生、もう一度若返って、田んぼで稲を植えたいんよぉ。」


特に6月が近づくと、ほとんどの利用者さんがこぞって言うんですよね。



私からしてみれば、暑い中、草刈りをしたり、田んぼを耕したり、重たい苗を運んだりする作業が何でそこまで渇望されるのか(・・?不思議でたまらない時期がありました。



特に農業初体験直後は何もかもが新鮮で、草刈りでさえも、気持ち良さを感じていましたが、それが毎年になると、農業が億劫で仕方なくなってしまいました。




そんな中、田植えが始まったんですが、稲作を手伝い始めて8年目にして初めて田植え機に乗ったんですよね。


それまでは、苗を田植え機に積んだり、クワで田んぼの凸凹をならしたりしていたのが、田植えのメインとなる田植え機の操縦をしたんですよ(*_*)



田植え機に乗るまでは「トロトロ動かさんでさっさとしろよ〜。」とか心の中で思っていたんですが、
いざ自分が操縦してみるとアクセルの踏み加減やハンドルの動かし方の全てに神経を集中していました。


「バリバリバリィィィ!」という激しいエンジン音と「サクッ!サクッ!サクッ!」と苗が田んぼに植わって行く音にテンションが上がってしまい、夢中で操作していました。


また、田んぼの中で感じる風の心地よさがまた最高で、


「あぁ、俺もやっと農家の一員になれたわぁ。」なんて思いながら、順々に植えていったんですよね。



この経験からやっと、利用者さんが口にしていた、


「もう一度、農業がしたい」


この気持ちが感じられたんです。



それこそ、何年、何十年とやってきた人たちですから、生活の一部になっている訳ですよね。


また、「俺(私)がしないでどうするんかぁ!」といった、使命感もあるのかもしれません。



半農半療法士の諸先輩方をネットで見つけては記事にしてきましたが、私もやっと彼らの想いを感じられるようになったのかと思い、一人嬉しくなりました。


この喜びや経験をリハビリと融合させ、仕事にする。


半農半療法士の仕事もこれからの生き方に大きく、影響を与えてくれそうです☆


療法士の皆さんも、是非、一度は農業体験を通して、農業経験のある利用者さんの気持ちを感じてみてください。


そこから見えてくる新しい課題や取り組みがあるかもしれませんよ!


在宅で移動や姿勢保持の訓練ばかりしていたら、駄目なのかもしれませんね…。


こちらも良ければ覗いて見てください☆


作業療法士は農業に向いている?一貫した想いに共感の嵐でした☆

半農半療法士 中川PTのブログを見て感じたこと 

ナリワイをつくる 〜リハビリ編〜

 

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