田舎でリハビリ

訪問リハビリ・通所リハビリ運営のコツ・日頃心がけていること、今後のリハビリ業界の動向とそれに対する考察を、日々の経験から書き綴っています。田舎暮らしの良さも紹介していきます☆ 「田舎でリハビリの仕事なんてあるの?」と言われ、早数年。 最初こそ職場探しに難渋したものの、今では田舎こそリハビリ職が求められ、活躍出来る場所だと確信しています。 訪問リハビリ,デイケアで役立つ技術、これからの働き方を独自の視点から発信中⭐

タグ:保険外サービス


先月、札幌で行われた日本作業療法学会。


学会長の基調講演のテーマである

「しなやかに暮らす ひと・まちつくりへの提言」

という内容からも、作業療法士の活躍の場がどんどん広がっているのが、感じられる演題が出揃っているように感じました。


学会に行けなかった人も第50会作業療法学会のホームページで抄録だけでも閲覧する事が出来ますよ☆


第50回作業療法学会in札幌(抄録集)



BlogPaint




私も抄録集をテーマで気になったものを幾つか閲覧していたんですが、その中で凄い作業療法士を見つけてしまいました☆


石山満夫氏(作業療法士 大阪府の訪問看護ステーション所長) という方で、訪問看護ステーションを経営しつつ、障害のある方の率先した地域事業への進出を行っているようです。


千里津雲台訪問看護ステーション 附属 リハセラピー    (自費通所リハビリ)


27 AM

※自費通所リハビリを併設されているようです。スゴイ。。



其の石山氏も第50回作業療法学会で発表をされています。


片麻痺のあるマスターが働くカフェが地域に及ぼす影響(PDF)


テーマからして「え?どゆこと?」って思いません?


テーマだけで俄然、興味がそそられません??


 早速、抄録を読んでみましたが、 これってリハビリ職が保険外サービスを地域で行っていくのに、大変参考になる内容だなと思いました。



第一回日田リハビリサミットもそうですが、


障害を持つ人がどの様に考え、地域で生活をしているか?

当事者が主体となって活力あるどんな取り組みをしているか?


をもっと地域やそこに住む人に啓蒙していく事が、まちつくりに繋がると思うんですよね。



まずは地域で頑張っている人がいること、その人達とともにリハビリ職が関わっている事を広める事が重要だと思いますし、ここにリハビリ職の新たな活躍の場を見い出せるんじゃないかと思います。


石山さんはご自身のホームページでリハビリコラムも書いておられるんですが、数年前の内容にも関わらず、現在でも心に響く内容になっています。

自戒の意味も込めて、繰り返し目を通していますが、面白いですよ☆

訪問リハビリで頑張りたい療法士は理学・作業関係なく、役立つ内容だと思います。


石山満夫の地域リハビリコラム 


01 AM
 



平成28年11月12・13日で開催される九州理学療法士・作業療法士合同学会2016まで残り1ヶ月弱となりました。


医療・介護・生活をつなぐリハビリテーションの役割

~社会から求められるスキルは何か~ 



次期、医療・介護保険同時改定を前に、地域包括ケアに向けた取り組みでよりセラピストの役割を明確にする内容として大変興味深いと思います。


2日間で理学・作業療法士の両職種の話が同時に体感出来る学会なので、お得ですよね(*^^*)


そんな中、ポスター発表予定の方にnpo法人あすも特注旅行班の大関純平PTが発表されるようです☆

以前、別記事でも紹介しましたが、福岡を拠点に介護付き旅行会社の活躍は保険外サービスとして注目されていますし、今後の療法士の働き方や考え方に大きな影響を与えています。


参考記事:介護付き旅行専門会社に勤務する理学療法士について紹介



早速、合同学会ホームページから抄録を閲覧しようと思いましたが…


10月7日(金)〜しかダウンロード出来ないようです(*_*)


追記:こちらからダウンロード可能です☆

           九州理学作業療法合同学会 抄録集ダウンロード



23 PM


代わりにあすも特注旅行班のサイトを紹介します!


あすも特注旅行班


まだ、抄録を見ていないので、大変楽しみです。


予習として下記の2つのサイトは要チェックですよ☆


これらの取り組みを真似して自分の住んでいる地域や関わりがある場所で多くの人を巻き込んで誰もが住みやすい環境に変えれればと思います。


「けあとりっぷ~旅先の不安を解決する9のポイント~」を発刊しました!!



40 PM

 


福岡バリアフリーマップ作成委員会 

 
興味のある方は是非、チェックしてみてください☆ 



今回は、リハビリ職も活躍し、公的サービスと自費サービスの一貫提供にて、確かな効果を出している株式会社くまもと健康支援研究所の取り組みについて考えてみたいと思います。



 「地域包括ケアシステム構築に向けた公的介護保険外サービスの参考事例集」(PDF)P66〜P67に詳しく事業の目的や取り組みが書かれているのですが、この事業のノウハウは多くの地域で参考に出来るのではないかと感じました。


地域包括支援に取り組んでいる自治体で行っている二次予防事業もしくは総合支援事業を積極的に受け、卒業(すなわち、公的サービスからの卒業)と同時にそのまま、自費サービスとして継続して介入していく流れは、利用者にとっての「卒業後の不安」を払拭できる。


というのも、多くの公的サービスの課題が「卒業後の支援」であり、受け皿となるサービスが少ない為に、再び状態が悪化した場合に、再び公的サービスでの介入が必要とされていた。


それらの課題に対して、【循環型介護予防システムにて公的事業依存の脱却を目指す】を合言葉に

下図の様なサイクルを構築する事で、切れ目の無い、サービスにて利用者の確保が可能 となり、事業規模の拡大が図れている。


             
18                           


        公費事業→自費事業
         ↑                  ↓
     自費事業←公費事業












事例集から商品サービスの概要について(事例集より引用)
 
【商品・サービス】 ●元気が出る学校(公的サービス)  自治体からの委託を受けて実施する公的な介護予防サービス (二次予防事業もしくは総合事業の通所型サービス)。 送迎し、半日程度でストレッチや筋力向上、個別のトレーニングな どの運動を行ったり、食事をする。最長半年で「卒業」してもらう。 ●元気が出る大学(自費サービス) 「元気が出る学校」の「卒業後」に希望者が参加する自費サービス。  サービス内容は「元気が出る学校」と同様、送迎があり、半日程 度で食事や入浴、理学療法士や看護師等のトレーナーのもとで運動 トレーニングを行う。「大学院」としてお出かけ・旅行などのQOL サービスも行っている。 【価格例】 ●元気が出る大学 1回あたり1,500~2,000円。週1回利用で月6,000~8,000円。


サービス内容も充実(送迎あり、専門職配置)していて価格も1万円以下なので自費サービスとしては安価な方だといえる。

保険外サービスでは都市部を想定したサービス計画が多い印象を受けるが、株式会社くまもと健康支援研究所の方式は地方でも参考になり、実践しやすいのではないだろうか。

ホームページでは地域の登録スタッフも募集している様なので理学・作業療法士は経験を積むためにも登録すると良いかもしれない。



保険外サービスの柱となりうるサービスとして、買い物代行サービスを利用されているケースは多い。

大手では、セブン-イレブンやアマゾンの宅配サービスを良く耳にするが、シニア世代にとっては馴染みの無いサービス業者だと、利用するのに心理的抵抗感があるのではないだろうか。


そんな中、地域に根付き、若い頃から買い物をしていたスーパー等が電話・FAXにて注文した商品を配達してくれるとしたらどうだろうか?


アマゾンよりも近所のスーパーの方が頼みやすいと思う。


何故なら、相手の存在が見えるという事が重要で、安心感があるから。


株式会社 平和堂はいち早く、地域のそういったニーズに気づき、日用品や食品の宅配と、暮らしのお手伝いを行う会員制サービス を始めている。

地域包括ケアシステム構築に向けた 公的介護保険外サービスの参考事例集のP46〜P47


主なサービスについて以下に引用する。

●会員制の買物代行(宅配)サービス  食料品、日用品など平和堂各店で取り扱っている商品を電話・FAX で午前(9:00~11:00)に注文を受付け、当日の午後に宅配する。  平和堂店舗のうち、23店舗で実施しており、会員数は約3,000人。 1店1日あたり約12件程度の注文がある。 ●暮らしのお手伝い  身の回り、住居内外のちょっとしたお困り事を聞き、その場でで きること(電球交換、ペットボトル回収など)は宅配スタッフが無 償で対応し、それ以外は有償で対応する。提携業者を派遣し、草刈、 庭木の剪定、水周り修理、各種掃除、家屋修繕、家具移動、網戸障 子の張替え、果実の収穫などに対応。年間約400件の依頼実績あり。 ●安心メールサービス  離れて暮らす家族の方向けに、商品のお届け後に「お届け完了」 のメールを配信する(希望者のみ。無償で対応)。 【価格】(2016年2月時点) 年会費1,000円(税込)。配達料はお買い上げの金額に関係なく、 1回108円(税込)

宅配サービスのみならず、ちょっとしたお困り事にも対応してくれるという点が良心的で、地域に根付いた会社らしい取り組みのように感じる。

週に1回、買い物代行サービスと家庭ごみの移動等をセットで依頼できると、日常生活の不便さは大幅に減るし、一人暮らし世帯にとっては安否確認としての役割も見込める。

また、離れて暮らす家族に対しての配慮もあり、値段の割にサービスが充実しているように思う。


今後、保険外サービスに関わるリハビリ職が増える中で、我々リハビリ職も参考になるべき点が多いといえる。


 


                 他の事業者とも連携しつつ、「自宅で最期が迎えられる」環境作りを推進

 

この言葉を形にするために、株式会社ホスピタリティ・ワンでは


オーダーメイド型の訪問看護

を実践しているそうです。


保険内でのサービスでも訪問看護サービスは需要も供給も多く、今後も必要とされるサービスと思いますが、保険外においても積極的に参入している事を今回の記事を見て初めて知りました。


特にこれは「需要も多そう!」と思ったので引用します。

転院のサポート

「地元に戻って最期を迎えたい」と東京等から地方に転院される際の付き添いを行うケース。特に遠距離の場合など、我々の自費看護サービスを使えば、新幹線も使えるため、介護タクシーや民間救急車と言った他の手段と比べて移動時間も短い上に、料金も低く抑えられるなどメリットが多い。   


上に書かれている通り、関東から九州や東北に戻って、最後を迎えたいって方はどんどん増えると思うんです。私も実際に聞いた事があるんですが、長期入院中の親を地方に住む子供が介護したいと願いつつも、距離が問題となり、実現出来ていない方って多いんですよね。


介護タクシーも民間救急車もやはり値段が高く、躊躇してしまう。


けれども、看護師さんが一人同行し、病院から新幹線に乗り、地方までついて来てくれれば、付き添いの家族はとても心強くて安心できるんですよね。きっと。


値段に関しても、長時間になると割引が適応されるみたいで、

 4時間以上のご利用・・・6000円 / 時間      

病院から家まで5時間位を新幹線で移動するとなると、かなり遠くまで移動できますね。


移動にかかる運賃なども計算しないといけないでしょうが、安心を買ったと思えばそう高くは無いのかもしれません。

また、一般社団法人訪問看護支援協会」を立ち上げ専門人材(「エンディング   コーチ」の育成や、他の訪問看護ステーションとの協働にも取り組む 


 積極的に人材育成にも取り組んでいるようなので、人材が増えれば、料金も下がってくる可能性がありますね。


保険内でも需要の高いサービスが保険外でも良質なサービスを提供し始めると、リハビリにも影響がありそうです。

今後を踏まえて、保険外の看護サービスは要チェックといえます。



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