田舎でリハビリ

訪問リハビリ・通所リハビリ運営のコツ・日頃心がけていること、今後のリハビリ業界の動向とそれに対する考察を、日々の経験から書き綴っています。田舎暮らしの良さも紹介していきます☆ 「田舎でリハビリの仕事なんてあるの?」と言われ、早数年。 最初こそ職場探しに難渋したものの、今では田舎こそリハビリ職が求められ、活躍出来る場所だと確信しています。 訪問リハビリ,デイケアで役立つ技術、これからの働き方を独自の視点から発信中⭐

カテゴリ: 訪問リハビリ



突然ですが、利用者さんが訓練中に便意を訴えられた時、あなたはどの様に対応されていますか?


大半の方が快適に排泄が行える様に行動すると思います。



ですが、突然の便意によって、いつ、排泄がされるか分からない状況で、トイレまで誘導するのは至難な事があります。


特に普段から排泄に介助を要する方の場合、トイレまで間に合わないかもしれません。



つい、数分前まで楽しくお話が出来ていたのに、突然の便意によって、事態は緊急を要する緊迫した状況に陥ってしまう。なんて事は訪問リハビリ従事者として常に対応出来るようにしておきたいものですよね。



私の経験談ですが、活動量が低下している人は、排便のコントロールも難しい状況に陥っている可能性が高いです。


また、食事の摂取量や薬剤の関係によって排便が生じやすい状態になっている事もあります。


ですので、事前にできる予防策として、訓練前にバイタル確認を行う際に排便や下剤の服用等について確認する癖を身につけておいた方が良いです。


また、排便のコントロールが出来ていない事でご本人だけでなく、介護者も介助量が多くなっている可能性があります。


トイレに誘導する途中で排便があり、下着やズボン、ベッドシーツまで汚染されてしまった…。

という話もよく耳にします。

これからの季節は寒くなるので、洗濯物が乾きにくいので、予備の衣類も多く必要となってしまいます。


前置きが長くなりましたが、排泄に不安がある方は常に便意があった時点で変えられる工夫が必要だと思います。


今回は訪問リハビリの訓練中に限定した、解決方法について述べたいと思います。


1.ベッド上で便意の訴えがあった場合

慌ててトイレに誘導しようと起き上がる方が危険な事があります。

起き上がる事で腹部に力が入り、そのまま排泄されてしまう可能性があるからです。

すぐに排便が見られそうな時は差し込み便器を利用し、安楽に排泄が行える様にする方が良いといえます。

臀部の挙上が出来る方であれば、下衣を下げ、差し込み便器を挿入すれば、汚す事無く排泄が可能です。


差し込み便器とビニール手袋、お尻拭きはセットにしておくと尚良いです☆





2.歩行訓練中に便意の訴えがあった場合(屋内)


歩行中であれば、そのままの速度を保ちつつ、トイレ(ポータブルトイレ)まで行く方が良いです。

されど、運動中は交感神経が優位なので、ベッド上でのストレッチ等に比べると、便意は生じにくいかもしれません。


慌てずに行動する為にも事前にトイレの場所や必要な道具の確認(オムツ・パッド・着替えの保管場所、ビニール手袋の有無)を行いましょう。


3.歩行訓練中に便意の訴えがあった場合(屋外)

訓練の目的によっては自宅周辺の移動訓練を行う事もありますよね。

そんな時に便意の訴えがあると、トイレでの排泄は困難な可能性が高いといえます。

なので、少しでも不安がある時は、緊急連絡用の携帯電話と、尿とりパッドを2枚とビニール袋を持参すると良いですよ。

これらがあれば、緊急に便意が生じた際に、パッドを挿入することで、下衣が汚れる可能性は大幅に減らせます。

落ち着いたら、パッドを取り出し、もう一つのパッドを挿入し、急いで臀部の洗浄が可能な所まで移動する。

最初に使用したパッドはビニール袋に入れて、持ち帰る事が出来ます。


この時に使用するパッドは横モレ防止タイプのものが良いですよ。




 

まとめ


今回は便意に着目して、具体的な解決策を挙げてみました。

特に多いのが、活動量が徐々に向上してきた方や、オムツとリハビリパンツを併用している方に起こりやすい問題だといえます。

介護の手間だけで考えると、オムツにパッドを何枚も重ねて隙間なく固定する方が、漏れもなく安心ですが、身体的・精神的な低下とオムツ内の汚染された環境が長時間続くことによる衛生面での悪影響が懸念されます。

ましてや、折角、訪問リハビリで介入が出来る訳ですから、この課題に対して解決策を模索するのは、必須事項ですよね。


普段から、パッドの種類やオムツの着脱方法、便利な道具について情報収集を行い、突然のトラブルに慌てずに対応出来る準備を意識しておくと良いですよ☆
 



 朝晩が涼しくなり、夜の寝苦しさもマシになってきましたね。


私の担当する利用者さんのご家族で、健康づくりの為に、毎日、ウォーキングをしているという方がおられます。


けれども、ある日、屋外で転倒してしまい、膝を痛めてから歩くのが億劫になったとの事でした。


歩かない事で運動不足になり、介護に対するストレスを感じやすくなったという事なので、ウォーキングが健康づくりでもあり、楽しみとしての活動になっておられたようです。


 
足の痛みは荷重時や舗装されていない所を歩く際に不安感もあり痛むとの事だったので、是非ともストレス発散の為にもウォーキングを再開してもらいと思い、ウォーキング用ポールを紹介し、私が個人的に所有していた物をお貸ししました。


ウォーキングポールの効果については下肢の負担を減らす程度にしか、考えていなかったんですが、全身運動としてポールを利用することでダイエット効果もあるようですね。


ノルディックウォーキングになるとポールの持ち方や正しいフォームまであるようなので、奥が深そうです。


ノルディックウォーキング~歩き方とその効果~ 



本格的に歩くことを通して体質改善や体力増強を図るのであれば、ある程度は上記のサイトを参考に働かせる筋肉を意識しないといけないのでしょうが、気晴らし程度に歩くのであれば、まずは手軽に使える事が大事なように思います。



私の住んでいる地域は田舎なので、ホームセンター等に行っても、安価なウォーキングポールが無い事からAmazonで安いのを注文してみました。


(利用者さんの家族に貸したのは義理のお父さんが1ヶ月で使わなくなったウォーキングポール(^_^;)) 






トレッキング用が主な様ですが、試しに買ったキャプテンスタッグのトレッキングステッキで充分役に立つ事が分かりました。

軽量を売りにしているものからすると、少し重いかも知れませんが、ウォーキングの際に使用する程度であれば問題なさそうです。




3900円がセール価格で1480円(9月11日現在)と破格の安さのトレッキングポールがありました。

2本セットでこの値段だったら、お試しで買い置きし、必要に応じて貸し出す事も出来るなと考えいます。








介護用品としても使え、女性に人気なのがこちらの商品のようです。値段も安価でピンク柄なのが女性には喜ばれそうですね☆






トレッキングポールの効果はネットで検索すると、山のように出てきます。主に健常者の方が対象のようですが、運動習慣が無い人や介護予備軍の方が気軽に屋外移動を始めるきっかけに、これらの道具を上手に活用する事で、気持ちに変化が生まれ、体を動かす事が楽しみになるような習慣化が図れるように思います。


値段も安価なので、私の利用者さんのご家族のように知らなくて喜ばれる事もあると思うので、車に常備しておくと役に立ちますよ(^o^)
 


早速ですが、私が訪問させてもらっている利用者さんで今年初めて、


エアコンを買った!

という方が3名もおられました。


それまでは、扇風機もしくは自然風で過ごしてきたとの事なので、さすがに今年の暑さは尋常ではないことが分かります。



訪問リハビリも扇風機を最大にして、暑さ対策をしていたのが、クーラーの効いた涼しい部屋で訓練を行う事になりました。


けれども、別の日に、訪問すると、部屋の中が「モワ〜」と暑いんです。


利用者さんも暑くて、エアコンのある部屋に入れないからと、外の日陰で休んでおられました。


買ったばかりのエアコンが壊れたのか(・・?とも思いましたが、エアコンのリモコンをみてみると、冷房ではなく、暖房になっていたんですね。。。


その事を確認すると、初めてエアコンのリモコンを触ったから適当に押してしまった。との事。


確かにリモコンには冷房・暖房と漢字で表記されていますが、きちんとエアコンのセンサーに向けて、操作しないと反応しないんですよね。


きちんとボタンを押しているのに反応しないから、適当に押してしまった。

すると、

部屋がだんだん暑くなってきて、耐えられず、外に避難した。


という一連の流れが出来てしまったようでした。


それから、すぐに、リモコンの使い方と操作するときはエアコンの方に向ける事をお伝えし、何とか使えるようになられたのですが、ちょっと不安ではありました。


なので、せめて、リモコンの操作を間違えないように、簡単に操作できるリモコンが無いか探してみました。







値段も安く、赤いボタンを押すだけで操作出来るので、簡便な気がしますが、


液晶部分が小さいので現在の設定温度が見にくいのが難点ですかね。。




他にも簡単操作のリモコンがあるようですが、メーカー別でみると、パナソニックのリモコンが操作しやすい印象を受けます。








今回の事例を通して、


声掛けだけではなく、実際に使用してもらい、使い勝手や困っている点について確認すること。


操作に戸惑わないように使い方を紙に書き、貼っておく。


などの対応が必要だなと感じました。

まだまだ、暑いのでエアコンを購入予定の方がいたらリモコンの使い易さも考慮して、選ぶように教えてあげて下さいね(*^^*)





 


訪問リハビリにおいても、病院と同じ様にお盆期間にも訪問リハビリをする所が増えてきているようにありますが、皆さんの所はどうでしたか?


私の地域では田舎ということもあり、お盆期間はどこの利用者さん宅も慌ただしい様子です。

特に初盆があるお宅等はこちらも余裕を持って、接する心構えが必要だなと感じます。


なので、13日〜15日までの期間は訪問リハビリはお休みさせてもらったのですが、その分の振り替えで、16日〜18日(今日)の3日間は9件の訪問リハビリとなりました。


日が長いとはいえ、この暑さですから、 訪問する側としても体力勝負です。


そして、普段とは異なる時間帯でお願いしている場合もありますから、遅刻は絶対にしたくない。


そんな気持ちですので、自ずと気合が入った3日間でした。


近隣の訪問看護ステーション等は1件の訪問リハビリの時間を60分と定めている所が多く、 平均訪問件数も5件程度との事です。


私の所は20分〜60分までご利用者様のご希望や訓練の内容に応じて変えているので、自ずと訪問件数も増えてしまいます。


平均すると40分が多いんですけどね。


簡単にですが、私が9件訪問する際に心がけている点を挙げたいと思います☆



1.20分の訓練時間の場合は朝一番、もしくは最後にする。

2.移動時間のロスを減らすために、地区で分ける

3.当日の不在を避ける為に、前日の夕方に電話確認。もしくは、当日再連絡。

4.大型連休の前後は会議を入れないようにする

5.大型連休の前後は慌ただしい事をケアマネ・利用者様に事前に伝えておく

6.慌ただしい様子を利用者様に悟らせない

7.ガソリンは必ず満タンにしておく

8.連休中に指導した自主訓練の確認に時間を割く

9.盆明け(16日)の日は要確認



今回の様にお盆の期間は地域によっても異なるかもしれませんが、遠方のご家族や親戚の方が帰省される利用者宅も多くあります。


そして、何かと催事があり、普段よりも疲労されているケースも少なくはないので、体調確認も普段より心がける必要がありますね。


そして、振り替えにより、普段と異なる曜日や時間帯に訪問する為、外出されていたり等のトラブルが起きやすいといえます。


そうなると時間的にも大幅なロスになるので、日頃から月間スケジュール表を作成したり、事前に連絡を入れたりなど、工夫が大事ですね。


また、こう言う時に日頃のコミュニケーションの大切が感じられます。


それでは、まだまだ暑い日が続きますが、お互いに頑張っていきましょう(*^^*)





 


訪問リハビリの現場で時々、「車いす貸りてるけど、ほとんど使ってないんじゃないか?」という方がいます。


特に屋内の移動の際に、「手すりや支持物があれば歩けるけど、お風呂に入る時に歩くのに時間がかかるから借りてるんです。」というケース。


確かに、訪問入浴等を利用されている場合は、移動に要する時間を減らして、その分、他の所に回したいという思いもあるでしょうし、家人が屋内での移動を介助する時に必要な事もあるのかもしれません。


けれども、昨今の福祉用具のレンタル事情を見ると、地域ケア会議等で細かく必要な理由やアセスメントを問われますし、要介護度が低い方の場合などは中々、書類の作成等が手間だと思うんですよね。

余程、車いすでなければダメなんだ!って理由があれば、別ですが、ちょっとした移動に使う程度であれば、普段使いの椅子で十分だと思うんですよね。

その代わり、キャスター付きの椅子じゃないとダメなんですけどね。


私の担当している利用者さんの場合、車いすの代わりになるキャスター付き椅子を持ってらっしゃる事が多い事に気が付きました。

特に、ダイニングテーブルと椅子のセットをお持ちの方や子どもさんがいらっしゃった家庭では、結構な頻度でキャスター付き椅子があります。


片麻痺の方の場合など、椅子が回転してしまうと怖いとおっしゃる方もいますが、距離感や座る位置の確認等を認識できれば、数回で安全に移乗されます。

それでも、怖い方は車いすに移乗する時と同じ様に介助者が動かない様に固定してあげれば問題ないです。


そして、キャスター付き椅子の利点は

・座面が回転する機能がついている

・高さ調整ができる

・比較的安価もしくは家具として所有している頻度が高い

・邪魔にならない

・介助者も普段使いができる


等が挙げられます。

小回りが利いて、家の中をどこでも移動できる。この素晴らしい椅子を利用しないのは勿体なく無いですか?笑

なので、私は上記の訪問入浴の移動様に車いすではなく、キャスター付き椅子を利用して頂くように提案しました。

それ以後も特に不具合は無く、活用できているようです。


これだけで、福祉用具の適正化になりますよね。利用者さんのお財布にも易しいですし(*^^*)


ただし、これを導入するにあたっては転倒のリスクがある事を十分に理解してもらわないといけません。


万が一、このキャスター付き椅子を使用した事で、転倒し受傷された場合等は、セラピストにも苦情があるかもしれません。


なので、そうならない為にもケアマネージャー・関連職種と協議し、安全な使い方とケアプランに明確な使う方を記載してもらうと良いでしょう。


使えそうな物は何でも利用し、利用者の生活を豊かにする工夫が出来るのが訪問リハビリの醍醐味です。


是非、皆さんも使えそうなものが無いか探してみてください(^o^)


 

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