田舎でリハビリ

訪問リハビリ・通所リハビリ運営のコツ・日頃心がけていること、今後のリハビリ業界の動向とそれに対する考察を、日々の経験から書き綴っています。田舎暮らしの良さも紹介していきます☆ 「田舎でリハビリの仕事なんてあるの?」と言われ、早数年。 最初こそ職場探しに難渋したものの、今では田舎こそリハビリ職が求められ、活躍出来る場所だと確信しています。 訪問リハビリ,デイケアで役立つ技術、これからの働き方を独自の視点から発信中⭐

カテゴリ: 保険外サービス


介護保険下での訪問リハビリの最大の利点は


安価で在宅でのリハビリが受けられる事に尽きる。



多くの利用者が保険給付にて1割もしくは2割負担でサービスが受けられるからだ。




また、在宅までリハビリスタッフが訪問するので、病院でリハビリを受ける為の交通費もかからない。




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30分程の距離をタクシーで数千円払って、40分のリハビリを受けて帰るというのは、利用する側からすれば、やはり金銭的な負担は大きい。







私が担当する利用者さんでも、痛み止めの注射を打ってもらう為に、片道2000円と待ち時間が2時間以上かかるという方もいた。








訪問リハビリを初めてからは、注射が必要無くなった事よりも、「お金がかからなくなった」と喜ばれていた(笑)






保険下での訪問リハビリの利点をざっくりまとめると、



・利用料金が定められており、且つ、保険給付によって負担額が低く抑えられる

・在宅でサービスを受けられるので、交通費がかからない。


サービスの質よりも、金銭的な部分が大きいのではないだろうか。





介護保険サービス全体の中でも利用する割合が低い、訪問リハビリだが、今後の改定や地域の実情に応じて、抑制されるのではないかという話をよく耳にする。





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この類の話を聞くたびに、訪問リハビリを主な生業にしている自分としては、漠然とした不安を感じるが、現行の社会保障費の実情を踏まえると、やや諦めの境地にもなってしまう。





このままだと、数年後はどうなっているのだろうか・・・?




どうにかして、

訪問リハビリの経験を活かして、新たな事業展開は可能か?





いつしかこんな事ばかり、考えるようになった。







【問1】何故、自費訪問リハビリが増えないか?





最初の方でも書いたが、訪問リハビリの利点は自己負担額が少なく、自宅でリハビリが受けられる事が最大の特徴といえる。




それに対して、全額自己負担の自費訪問リハビリがどの様に戦うのか?





基本料金を下げる?




専門分野に特化する?





どちらも大事だけども、それだけだと保険下での訪問リハビリには勝てない気がしません?




ここら辺の戦略に関しては、お手上げ療法士予防派の中野作業療法士が実体験を基に、参考になる持論を述べられているので参考にしてほしい。



参考記事:理学・作業療法士が自費診療する際の注意点や営業法  【お手上げ療法士予防派】





【問2】今後、保険給付のリハビリでも自己負担額は増える?






現行では1割負担の方が2割、やや所得が多い人で3割負担になった場合はどうだろうか?





60分のリハビリだと、1812円(2割・2718円(3割)の負担となってしまう。






週2回の利用だと、14000円〜20000円以上という金額。





さすがに訪問リハビリだけで、この金額を支払うとなると、利用回数を減らしたり、サービス自体を諦めざる負えない人が出てくるといえる。




ケアマネにおいても、訪問リハビリと通所リハビリの違いや利点に対する理解が不十分だと、リハビリ・入浴・食事・家族のレスパイト機能を有する通所リハビリを優先して勧める傾向に陥る可能性が高い。





いくら、現場で訪問リハや通所リハの違いを明確に訴えても、費用に関する問題は避けて通れない。






【問3】保険給付での自己負担額が高くなるほど、自費訪問リハビリは増える?






その点、自費の訪問リハビリでは価格設定が自由に行えるという点は優れている点だといえる。






基本料金を低くし、疾患や訓練内容に応じてオプションの料金設定などができる。




また、他のサービスとの併用や期間を限定しての値下げ等も行えると、利用する側も選択肢が増えるといえる。



実際に自費訪問介護ではこの様な取り組みをしている所もある。



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参考サイト:介護保険外(自費)・プライベートケアサービス  セントケア・ホールディング株式会社






その為、現在、自費の訪問リハビリを主に行っている所は整体院や自費ヘルパー等を併設し、多角経営にて利益を上げている。







【自費リハの強み】利用時間が限定されない





保険給付下でのリハビリでは、事業所の運営時間が概ね9時〜18時等の時間帯が定められている。




けれども、自費での訪問リハビリだと、利用者の希望に応じて20時からでも良いし、日曜日や祝日等でも行える。





利用者のニーズに応じた時間帯に合わせられるのは、生活機能の拡大や職場復帰の観点を重視したリハビリを行う際にも有益だといえる。





【自費リハの強み】介護者へのリハビリを提供できる


私自身も経験があるし、知り合いからもよく聞くのが、訪問リハビリを受けている利用者の家族や介護者がリハビリを希望されるケース。




その多くが、介護保険等を申請している訳ではなく、介護疲れや持病による痛みの訴えからリハビリをして欲しいという類である。




残念ながら、現行の制度では医師から指示があり、ケアプランに沿った内容でしかリハビリが行えない状況から、訓練中もしくは訓練後に介護方法の指導や傾聴、自主トレの指導程度しか出来ない。




けれども、本来の理念から考えれば、利用者のみならず、介護者に対しても何かしらのリハビリを施す
事で、より訓練効果が引き出せるのではないかとも思う。





そういった時に、自費訪問リハビリであれば、同意さえ得られらば、介護者にもリハビリが提供できるのは大きな利点だといえる。







【自費リハの強み】間接業務が減り、直接業務に集中できる




訪問リハビリを開始し、終了するまでのフローチャートを見てみても分かるが、他サービス関係職種との連携や会議、書類作成、時間調整等が頻回に必要なのが、保険下でのリハビリには必要とされる。




何時間も会議をして、意見を出し合っても、ケアプランには全く反映されていなかった…。等の連携の難しさや依頼した書類が中々、受け入れられず、時間ばかり過ぎてしまった…。等のタイムロスも頻繁にある。





多くの職種が携わる利点がある反面、上記の様な弊害も生じてしまうのが現実で、自費訪問リハビリでは利用者のニーズに沿った内容の訓練に特化して提供できるので、これらの弊害は抑えられるのではないだろうか。






【最後に】まとめ




今回、自費訪問リハビリと保険給付のリハビリについて比較し、自費訪問リハビリの将来性について考えてみた。




結果、自費訪問リハビリは現行の保険給付制度では勝ち目がないが、今後の社会情勢の変化に伴って、自費リハビリは増える事が予測できた。





その為には、自己負担額で頂く利用料金に付加価値を設けられるように、日頃から、アンテナを張り巡らせる事と治療技術だけではなく、個人経営のノウハウを身につける必要性が感じられた。




逆に保険給付のお陰で利用者の負担が少なくすみ、結果、訪問リハビリ等を利用して頂けているという謙虚な気持ちを再確認させてもらえるかもしれない。




そう遠くない将来で、自費リハビリが普及した時に手遅れにならないよう、出来る事を着実に行うのが一番だといえる。

 



突然ですが、ケアプランをケアマネに依頼せずに作成している方に出会ったことはありますか?


私は訪問リハビリと通所リハビリに携わって8年以上になりますが、一度もありません。

これからも出会うことが無いように思います。

それ位、

ケアプラン=ケアマネが作る



という図式になっていますが(私の中でですが。)、

そう遠くない将来、

ケアプランは介護者自らが作成し、必要に応じて専門家がアドバイスを行うようになるのではないか?

と思っています。



また、セルフケアプランの作成は我々、療法士にとっても重要な部分を占めてくると思います。


というのも、リハビリのニーズがあっても、他のサービスを優先せざる負えない状況となり、サービスが提供できないケースも少なからずあります。


そんな時、

ケアプランはケアマネが作るものだから・・・


といった理由で、リハビリサービスの必要性・重要性を訴えるのを止めてしまう事はありませんか?


また、訪問リハビリ等のサービスを提供する際にも、ケアプランとの整合性が重要となります。


積極的に屋外での活動を重視したいけども、ケアプランに中々、反映してもらえない。


こんな事もあるかと思います。


本来であれば、ケアプランを作成するケアマネに訓練の重要性等を理解してもらい、ケアプランに反映してもらうべきなんですが、実際は、様々な理由で難しい事があるのが現実です。



こんな時に

セルフケアプランを作成する知識と行動力を療法士が兼ね揃えていたら、物事がスムーズに進む事も増えるはずです。



また、療法士の視点からケアプランを作成し、ケアマネが作成するケアプランと整合性を高める何てことも出来るかもしれません。



今後、より一層、介護保険の利用に関するケアプランの重要性とサービスの適正化が進む事を考慮すると、セルフケアプランの知識は必要不可欠になるかもしれません。



全国マイケアプラン・ネットワークさんのホームページを見ると更にセルフケアプランへの理
解が深まりますよ☆



頭の整理箱~介護予防編~(PDFファイル)



こちらも、記入式になっていて、分かり易いです☆


私も自分の両親が要介護者になった際は、ケアプランを自己作成してみたいと思っています(*^^*)



 


理学・作業療法士の多くが介護分野で仕事をしていると、住宅改修に関わる機会ってあるんですよね。


特に新規の利用者さんが退院するにあたって、住宅改修を検討している。入院先の担当療法士と共に住宅改修の検討に立ち会って欲しい。なんて依頼は度々あります。



新規の利用者の場合、状態については入院中に担当している療法士の方がよく理解しているはずですが、退院後は訪問リハビリに完全、移行する場合などは、やはり責任重大といえますよね。


なので、私的には状態に応じて、退院前の住宅改修は最低限行い、必要であれば、退院後の生活に慣れてから再度、住宅改修を行う事を案として提示しています。


入院中の移動レベルが車椅子介助だった人が、手すりをつたえば、何とか歩けたってケースは多いですからね。



下手に何でもかんでもバリアフリーにしてしまうと、残存機能を発揮出来ない状態に陥ってしまいます。

けれども、逆も然りで、退院時に十分な改修をしなかったせいで、介護者の負担が大きく、施設に入所せざる負えなくなった。なんて事もあり得る話です。


その為、我々、在宅に関わる療法士はある程度の住宅改修や福祉用具の知識と実際の使い勝手を理解しておくべきといえます。


そんな中、Reha bank 代表 久保田 好正 さんの活動がとても参考になるんです。


まずはプロフィールから

 リハビリテーション専門病院に10年間勤務。その後、同グループの訪問リハ事業所の立ち上げ特別養護老人ホーム、老人保健施設、デイケア、有料老人ホームでの勤務など、高齢者リハをほぼ網羅。在職中は、自立支援コンサルティングの元となった病院や施設のスタッフと協同で車いすやシーティングシステムの開発を行う。また、地域広域支援センター等でケアマネージャーや介護福祉士を対象の研修会の企画・実施・講演等を担当。

 同時にバリアフリーのもとにある建築を学ぼうと、働きながら京都造形芸術大学の建築デザイン科に入学、建築や空間のゆたかさを知る。二級建築士を取得

 2008年、リハビリテーションの視点と技術で高齢社会を面白くする事業を立ち上げたいと独立。介護施設の自立支援コンサルティング&セミナー、訪問型介護予防事業の転ばぬ先のリハビリ相談、地域で活動する専門職向けの実戦セミナーなど、従来の枠を超えた次のケアをつくる活動を展開している。
 



住宅改修を軸に様々な関連事業を立ち上げてらっしゃるようです。

中でも、久保田作業療法士の代名詞 ともいえる、解体住宅で学ぶ住宅解剖論。


キャッチコピーも良くて、


日本初+唯一。超実践研修会。というだけあって、

内容とそこから学べる知識と経験値は計り知れないように感じられます。

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 住宅解剖論の授業の一コマ。理学・作業療法士で壁を木槌で破壊した事がある人はそういない・・。



私達、リハビリ職は住宅改修の際に患者さんや利用者の動線や介護者の介護のしやすさ等については的確なアドバイスが出来ますが、家の構造を理解した上でそれらを行えているかは疑問が残ると思います。


つい簡単に立ち上がりができるからここに手すりをつけましょう!等と言いがちですが、梁の構造等によって容易では無いんですよね。

やはり、きちんとした提案をする為にも施工業者の立場を理解した提案を行う必要がありますよね。


住宅解剖論の授業に参加された方の感想で大変興味深い言葉があったので、転記します。




現場での実物の確認をすることで、自分の頭の中のイメージとの違いに気づけました。また、体験することで今まで見たことのない壁の内側(特にお風呂場)の構造を理解できました今後の仕事に、十分役立つと思います。
 

 家がどのような過程で作られているのかを理解していなかったので、とてもわかりやすかったです。家を構成している柱の名称と役割をもっと詳しく知ることで、住宅改修のアドバイスをする際、無理のない提案ができるのではないかと思いました家に帰ってから、また色塗りして勉強します。

住宅解剖論以外にも様々なセミナーも行われているようです。


理学・作業療法士の知識と経験を活かした保険外の仕事として参考になると思いますので、ご興味のある方は是非、一度覗いてみて下さい☆



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        Rehabank トップページ


前回、市議会で活躍する作業療法士のしちおうさんの記事を書かせてもらいました。


今度は群馬県伊勢崎市で活躍する理学療法士のまにわ充裕さんのブログを発見いたしました(笑)




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私は誓う! 未来に責任! 伊勢崎市議会議員 まにわ充裕
  



ブログでも「未来に責任!」を合言葉に熱い想いを書いておられます。


中でも、最近まで話題になった舛添前都知事の政治資金に絡めた話等、大変興味深く面白かったです。


政治資金のお話し



他にも気になる記事はいくつかあったのですが、リハビリに関する記事は余り無い印象です。





ですが、地域ケア会議が始まる前年度から地域ケア会議の在り方について熱心に取り組まれていたり、伊勢崎市の住民の方に寄り添い、問題解決に向けて努力される記事はとても参考になりました。



自分の住んでいる地域に理学・作業療法士がいたらどれだけ心強いだろう。と思います。




まにわ充裕さんの事をもっと知りたい!


応援したい!



という方は、ブログよりもフェイスブックの方がより頻回に更新されているとの事でした。



注意事項を確認し、友達申請するのもアリですね☆




まにわ充裕 フェイスブック



 



日本作業療法協会の サイトから無料でoperaの記事が閲覧可能です。


高次脳機能障害者の就業  


伊予銀行に勤務する園部香代子さんにフォーカスし、高次脳機能障害が生じた彼女の日々の仕事の事とそれに関わる周囲のサポートについて書かれています。



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以前に別記事で書きましたが、銀行で勤務する作業療法士として小川三佳子さんが初めてなんですね。

写真の雰囲気からベテランの療法士さんの印象を受けます。


私的には銀行で勤務する療法士の役割はオレオレ詐欺対策など、高齢者のお客様に対する対応や支援が中心かと思っていたんですが、職員に対してのメンタルケアの役割が重要な部分を占めるようですね。



銀行だけではなく、様々な企業で高次脳機能障害を有する方が再就職もしくは職場復帰をされるケースはあると思います。



平成28年度の医療報酬改定においても、医療機関外でのリハビリテーションの算定が可能となり、その要件においても、職場復帰における現場での実践的な訓練が明記されています。


実際に医療現場以外で活躍する療法士の話を見聞きできる事で、実践的な援助の方法が分かり、介入する療法士も増えていくのではないでしょうか?


今後も小川三佳子さんの取り組みは要チェックだと思います。


興味のある方は是非、上のリンクからopera19を閲覧してみて下さい☆ 

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