本棚を整理していると、若林 秀隆先生監修のリハビリテーション栄養ポケットガイドが出てきました。 


株式会社クリニコが栄養補助食品の紹介を兼ねて発行している30ページほどのものです。


リハビリテーション栄養研究会 書籍・文献紹介


若林秀隆先生は日本リハビリテーション栄養研究会の会長をされていることもあり、若くして、低栄養やサルコペニアに関するスペシャリストといえます。


今、なぜリハビリテーション栄養か 医学書院 寄稿

リハビリテーション栄養・サルコペニア 


そんな若林先生がリハ栄養の重要性を分かり易く、丁寧に、説明されており、超入門編としてはうってつけの内容でした。



項目ごとに分かり易く分類がなされている


リハ栄養の重要性

低栄養の評価と原因

適切な栄養管理

リハの目標設定

リハ効果を高める栄養療法

リハ栄養の実践

q&a

の順番で構成されており、一つの項目で5ページ程度になっています。


ポケットガイドということもあり、小さな手帳位の大きさで、リハビリの白衣のポケットに入れて、持ち運ぶのに十分な大きさです。


リハの目標設定に栄養状態を考慮する視点


リハビリの目標設定をする際に、将来的な栄養状態を考慮しているかが重要といえる。


機能改善が目標となるのか?それとも機能維持が目標になるのか?を栄養状態を考慮して判断することで、訓練でのエネルギー消費量を調整することが出来る。


低栄養で今後も栄養状態の改善が期待出来ない時に、エネルギー消費量を考慮しないと、更に機能の低下を招いてしまう恐れがある。


リハ効果を高める栄養療法

筋力や持久力を高める為にはどのタイミングで栄養摂取を取り入れるかを意識しているだろうか?

筋肉の合成にはたんぱく質に加えエネルギーも必要となるため、リハビリの後、なるべく早く(30分以内に)たんぱく質と糖質を含んだ栄養剤を飲むことによって、より筋力や持久力がより増加する。        

理学・作業療法を午前・午後に分けて行う場合、午前のリハビリの後に200kcal、午後のリハビリの後に200kcal等、一日の食事の配分を考慮して、摂取すると良い。



リハ栄養の実践

リハ栄養の普及並びに意識向上のためには管理栄養士の関わりが重要で、具体的にどのタイミングでどの様に行動するかを実践例を通して書かれている。


特にリハビリ職や関連職種が一同に介するリハビリカンファレンスでの積極的な参加と発言の機会を設ける取り組みに対しては、即時性があり、興味深い内容となっている。



まとめ


久しぶりにガイドブックを読み返してみたが、10分程度で読める内容なのに、項目ごとにポイントを分けて記載されてあるので、実際の症例に当てはめながら読むことが出来た。


主に入院患者さん向けの書き方になっているが、訪問リハビリや通所リハビリ等の在宅を起点にしている利用者さんにも応用できるし、この一冊を基に資料を作成し、勉強会等を行えるほど、十分な内容だと思う。

この冊子は株式会社クリニコに問い合わせることで手に入るとの事なので、興味のある方は是非ホームページから問い合わせて見て下さい☆

ガイドブック一覧



無料なのに十分な内容になっているので、お得ですよ☆


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