訪問リハビリでは入院中は積極的に、リハビリを行っていたが、家に帰ってからは消極的になり、寝ている事が多い。というケースに携わる事も少なくない。

一概に「意欲が無い」とか「体がきついからかも…」と家族や介助者からは判断されがちだが、役割の喪失がその様な結果を招いている事がある。

入院中に自宅に帰る事だけを目標に頑張ってこられた方は特に新しい目標を見失っているのかもしれない。

又は、家に帰ったものの、家族からは「転倒したら大変なので、休んでて。」等の気遣いが機能低下を招いているかもしれない。

私の経験からは家族仲が良い家庭程、心配して過度な安静を重んじるケースが多かったので、あえて、洗濯物をたたんだり、干すなどの作業を日課として行って頂くように助言している。

刃物等の使用も敬遠しがちだが、ピーラー等で代用して皮を剥いたり、果物ナイフ等で切るのは比較的、スムーズに行える事が多い。

園芸等も自主訓練には効果的で種もしくは苗を準備し、お願いすると熱心に取り組んで下さった事もあった。

「自主訓練」という言葉を聞くと、つい、体を鍛える事をイメージし易いが、意欲や活動性を高めるのであれば、作業活動が最も効果的と感じる。