PTOTST未来ミッションにて医療施設外のリハビリテーションに関する記述があった。

以下に一部引用の上、その内容について考察してみたい。


医療施設外での訓練が出来る事に対して、

医療リハサービスの幅が広がり、患者・治療者にとって有意義なものである
                                     と記載されている。

2015年の介護報酬改定で大幅に評価された「活動と参加」に医療でも取り入れる方向になったのであろうとの事。

これからの取り組み次第で、次回のダブル改定に影響を与える事を考えると、積極的に取り組むべきだと感じている。


その中でも、医療施設外での訓練を実施するにあたって注意するべき点に関してはこのように書かれている。



1.医療機関外でのリスク管理・緊急対応体制の確保

2.医療機関外でリハビリテーションを行うことについて主治医の関与と患者・家族の事前同意

3.リハビリテーション実施計画書の内容への反映

4.効果的なリハビリテーションサービスの提供



 
1に関しては、告示内容にて記載されており、病院内での共通事項として、マニュアルを作成する必要があるだろう。けれども、ある程度状態が安定している患者が対象となると思われるので、移動中の事故や転倒等の外傷によるトラブルが一番想定されるリスクかもしれない。



2に関しては、告示内の文章には記載は見られない。しかし、病院内とは異なり、より退院後の生活環境に近い場所での訓練となるので、患者によっては「そのまま退院ができる」「訓練とは関係の無い所用を済ませたい」等の気持ちがあるかもしれない。セラピスト側と患者側の考えの食い違いを起こさない為にも、事前に同意を得る作業は重要である上、訓練として最大限の効果が発揮できる取り組みが必要といえる。



3に関しても告示内の文章には記載は見られない。しかし、医療施設外で行う訓練が達成される事が目標となり得る訳でもあるので、早期より医療施設外での訓練を想定した実施計画書を作成するのが望ましいといえる。



4に関しては捉え方によるが、実生活に資する場所での訓練が行える事を最大限の長所として、取り組み事を推奨しているように思われる。入院中より積極的に実生活での訓練が行える事は患者にとって、退院後の生活の再構築には大変有益なものである。今回の改定によるメリットをチャンスとして病院内のリハ職が一丸となって取り組む事でリハビリの評価は格段に上がり、医療と介護の架け橋としての効果も期待できる。
「より患者にとって必要な事は何か?」を考え、チームで取り組む体制が構築される事がより良いサービスの実現につながると思う。



4月からすぐに取り組める所は少ないと思うが、ライバルが多い地域こそ、先発組として積極的に取り組めると、得られるメリットも多いのではないだろうか。