訪問リハビリの場合、一日の訪問リハビリの件数は6件が目安といえる。


移動時間や訓練時間、不定期の会議・ヘルパーへの指導等々を考慮すると、ある程度の余裕を持たせておかないといけないからだ。

しかし、この訓練時間以外の業務は収益だけで考えると、可能な限り、効率よく行いたい部分でもある。

回復期リハからの医療施設外での疾患別リハを仮想訪問リハビリとして想定すると、訪問リハビリの時よりこの訓練時間以外は大幅に省略もしくは調整が出来るかもしれない。

以下に、回復期リハからの医療施設外でのリハのメリットを考えみたいと思う。

移動時間は同じだが、訓練時間に関しては一日に6単位を目安に考えると、120分間の訓練が行える。

これには訓練実施場所までの移動時間は含められないが、実生活場所における調理訓練を課題にした場合、患者宅からスーパーへの買い物、自宅での調理訓練まで含めると、丁度良い時間配分もしくは、100分でも良いかもしれない。

午前中は理学療法士により、自宅からスーパーまでの移動動作の評価と補助具の選定を行い、午後からは作業療法士により、自宅での調理訓練を行う等も良いかもしれない。

介護保険下での訪問リハビリではケアプランに沿った訓練内容を行う必要がある為、その日の体調や状況に応じて変更が可能な疾患別リハの方が訓練の計画は立て易いかもしれない。

不定期の会議に関しては、主に病院内で行われる事から、複数の療法士が担当している場合、訪問リハビリの様に時間に追われる事は比較的少ない印象を受ける。また、会議の時間に関しても入院患者のリハビリ時間の調整は訪問リハビリに比べ、行い易いのではないだろうか?

ヘルパーへの指導に関しては回復期リハ病棟内の看護師やヘルパーへの指導が主になる事から、会議の場合と同様、時間の調整は行い易い印象を受ける。

これらの点から、訪問リハビリと比較すると、回復期リハからの医療施設外での疾患別リハの方が効率よく時間配分を考える事が出来るのかもしれない。

回復期リハ内に仮想訪問リハ事業所を設けて、医療施設外での訓練を主に行う療法士を数名配置し、スケジュールを組めば、効率的に業務が行えると思う。