田舎でリハビリ

訪問リハビリ・通所リハビリ運営のコツ・日頃心がけていること、今後のリハビリ業界の動向とそれに対する考察を、日々の経験から書き綴っています。田舎暮らしの良さも紹介していきます☆ 「田舎でリハビリの仕事なんてあるの?」と言われ、早数年。 最初こそ職場探しに難渋したものの、今では田舎こそリハビリ職が求められ、活躍出来る場所だと確信しています。 訪問リハビリ,デイケアで役立つ技術、これからの働き方を独自の視点から発信中⭐

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インターネットで企業に勤める療法士の情報がないか検索していると、信用金庫で内定ももらったという人の記事があった。

新卒で即、銀行関係という選択に驚きながらも、将来を見据えた感性にとても魅力を感じたし、それを反対しなかった先生方も凄いなぁと感心した。

こうゆう人達に直接、インタビューをしてみたい⭐︎

もし、自分が銀行に就職が決まったら、
してみたい事。

①振込み詐欺等で被害にあってしまった人、未然に防げた人の話を聞く。

②療法士向けの起業希望者の融資について相談会を開く

③認知症の理解を深める為の行員向けの勉強会

④一般の方を対象にした「作業療法士がいる銀行に行こう!」をテーマに認知症とお金の管理について啓発活動。

⑤銀行主催の介護予防教室

⑥学会発表・講演・出前講座

⑦行員向けの健康相談

➇警察と連携し、振込み詐欺犯罪の未然阻止

⑨銀行ATMのユニバーサルデザインを考える。

⑩大型金庫に入る(笑)


箇条書きだとまだまだアイデアは出てきそう。作業療法士の視点を活かして色々な職種を巻き混んでいくともっとアイデアが出そう。

そうゆう意味では勤務先が病院から銀行、対象が患者さんからお客さんに変わるだけで、本質的なものは変わらないのかもしれない。

社会的認知度、貢献度を高めるには色んなフィールドで活躍できる療法士を育む必要があるのではないだろうか?


訪問リハビリの依頼があった際にケアマネさんから「入院してる間に歩けなくなり、トイレまで行けません。訪問リハビリで再び歩けるように出来ますか?」と言われる事がある。

田舎なので、家屋は段差が多く、支えになる物も少ない場合がほとんどで、残存能力から再び歩ける可能性があるものの、転倒するリスクも同じ位、高い。という場合、歩ける様に支援する事が絶対的に必要なのかを考えないといけないと思う。

特に住環境が和室で1日を床上で過ごす人の場合、床を四つ這いで這う。もしくは、いざり動作を取り入れるべきかと思う。

床上移動動作は転倒の危険性を大幅に軽減出来る上、日本人に馴染み深い動きでもある。
特に田舎では顔馴染みは玄関からでは無く、居間等のガラス越しに中を覗いて声を掛けてくる場合が圧倒的で、そのまま、軒先に座りこんで話をしたする。郵便や宅配便もそこから受け取る事が多い。

トイレに行く際も這って行き、トイレの前で縦手すりを持って立ち上がり、トイレ内の横手すりにつかまって下衣の上げ下げや便座への移乗を行う。

手すりを把持し、中腰ができる人は和式の方がかえって良い場合もある。

トイレの内外のみに手すりを設置するだけであれば、費用も安く済むし、他に必要な部分に回す事も出来る。

つまり、必ず立って、歩くという事が利用者にとって必要なのかを色々と試しながら考えていくべきだと思う。

冒頭の質問を受けた時に私の場合は「はい!再び歩ける様な訓練を検討します!」ではなく、「はい!住宅の様子と御本人の能力、希望を踏まえて、トイレまで移動出来るような訓練を検討します!」とややぼかして返答するようにしている。

ただ、訪問リハビリを主として行うまでは歩ける事以外の移動は車椅子駆動を自操する。もしくは介助して移動するしか、考えが浮かばなかったが、住環境やライフスタイルによっては、這う動作も必要な移動だと思うようになった。

西洋的な考えが多く、歩行器等もデザイン機能面ともに日本家屋で使うというよりも施設や老人ホーム等の障害物が無く、立って歩く人を優先した構造になっている。

『立って歩けない⇨車椅子で移動。』はバリアフリーの環境では可能かもしれないが、日本家屋の様に段差があり、畳の部屋が何部屋もつながっていて、つかまる物が無い場合に車椅子や歩行器は最大限に機能を発揮できるのだろうか?

逆に転倒やリスクを誘発し易いものになっているかもしれない。

安全に且つスピード感のある四つ這い・いざり動作を指導する技術も療法士に求められているのではないだろうか。




突然だが、田舎の古民家をバリアフリーにして、在宅介護を考えているが、中々踏み切れない方の試験的な体験住宅にするのはどうだろう?と思いついた。

田舎では高齢の夫婦のみの世帯が多く、どちらかが入院すると、再び在宅に戻られるケースはとても少ないのが現状といえる。

入院中にリハビリを受けて、ある程度動けるようになっても、既存の家では不具合を呈してしまう事が多く、住宅改修等を提案しても、介護の負担が大きい。という気持ちが介護者にとっては心理的負担になり、在宅へは帰せない。という結論に結びついてしまう。

ある程度の住宅改修と福祉用具、人的サービスを利用すれば、介護者の負担は入院中に考えていたよりも、少なかったという話を聞く。

この事から、病院等から退院する前に自宅に類似した環境で模擬的に生活を行なえば、介護者の心理的な不安は軽減され、在宅復帰率な高くなるのではないだろうか?

また、空き家をリノベーションする事で地方に移住を検討している人にも老後のオススメな家として、紹介も出来るし、空き家対策にもなる。

バリアフリーにした古民家が増えてきたら、その近辺に居酒屋を作り(もちろんバリアフリー。)、体験宿泊中の夫婦にプレ退院祝いを行うなど、社会参加に向けた予行練習を行えるとより楽しく前向きな生活がイメージ出来ないだろうか?


療法士になる為に、ほとんどの社会人経験者は学校に入る前に長年勤めていた、会社を辞め、リハビリについて学び、卒業後は病院に勤務する。

新人の事例報告会等に参加した時に話を聞いていくと、前職はサラリーマンで営業をしていた人やパソコン関連のデザインをしてた人、飲食店で店長をしてた人、介護士の仕事をしてた人等、リハビリと関係ない職業で頑張ってきたけども、様々な理由で療法士になったという人が少なからずいる。そして、多くの人が現在は趣味程度でしか経験を活かしていないと言う。

そうゆう人達が、20歳そこそこの同僚と同じフィールドで就職し、新人という括りで扱われるのは「勿体無いなぁ」と思ってしまう。

折角、社会人としてリハビリ以外の知識を養ってきたのに、全てがリセットされて始めから出直している様に思えるからだ。

3年ないしは4年間、リハビリについて勉強してきたわけだから、経験は無くても、社会人経験者としての知識を活かせる職場を自ら探す。もしくは、開拓出来ないかな?と思う。

経験を積むだけなら非常勤で週に1回、勤務し、本を読んだり研修会に参加すれば足りるのではないだろうか。

昔と違って、療法士の活躍の場も病院や施設だけでは無く、一般企業に勤める人も増えているし、リハビリのポータルサイトを作成したり、コンテンツの制作を本業としている人もいる。

そして、リハビリ職としての狭義の実務(患者・利用者の治療、訓練)よりも、管理・運営的な視点に長けている人がこれからは必要とされる気がする。

教育体制も変わるべきで、大学や大学院等では実務よりもマネジメントに長けた人材を育成したり、リハビリの知識を一般の企業に活かせる方法を学ぶコースを設ければ、社会人枠の経験が最大限に発揮できるのではと思う。

専門学校でも社会人の経歴をフル活用出来ます!とアピールすれば、学費の安さや利便性を強調するよりも、志の高い学生を多く集められるのではないだろうか?


本日より、青年海外協力隊の活動を描いた映画が上映されました。

私はまだ観に行けてないですが、行った人の感想としては、訓練学校の生活から活動中の出来事、喜びや悩みまで、鮮明に描かれていて、協力隊経験がある人にとっては懐かしく感じるし、まだ行った事がない人にとっても協力隊の活動が一連の流れで分かり易いとの事でした。

監督・撮影も協力隊の経験者がしているそうなので、描写や展開の見せ方を良く分かっているのかもしれません。

私的には協力隊の説明会で「協力隊の活動内容」をビデオで15分×2見るんですが、ネパールでの看護師さんの活動を観た時は「協力隊は俺には無理や…。止めとこう。」と思いました。

それだけ衝撃を受けたけども、実際に2年間過ごして見ると最初にみたビデオと同じような事が出来たし、「2年間あれば何とかなるんやなぁ。」と今では他人事のように思います。

オススメなので、是非、映画館で臨時感を味わいながら観て欲しいです⭐︎

以前からすごく興味があった事だが、ほとんどの療法士が病院、又は関連施設で働いている。私も定年が来るまで転職はしても、働ける領域は限られていると思い込んでいた。

けれども、私の考えとは異なり、リハビリの技術や知識を活かして一般企業や病院等とは異なる領域で成果をあげている人が少なからずいる事はとても魅力的だと思う。

そんな人達にきっかけや実際に働いてみてどの様に感じているか?等をインタビューしてみたい。

インタビューから得られた知識を伝播する事で、今の仕事や将来に不安を持っている人にも変化するきっかけになると感じる。

活動量の減少に伴い、臥床傾向が強い人。
骨折後で立ち仕事が難しい人。

特に女性で働きものだった人には洗濯物を干す。乾いた洗濯物をたたむ活動をお願いしている。

家事動作は日常生活の中で今まで普通に行っていたけれど、何かしらのアクシデントでしなくなると、極端に出来なくなる動作だといえる。

それだけ調理や掃除、買い物といった活動は複合的で体力もいるし、一連の手順を段取り良く考えないといけないから、怪我や病気で止めてしまうと、「きつくてしんどい作業」と脳が感じてしまうのかもしれない。

逆に考えると、家事動作がある程度自立して行えれば、活動範囲も広がり、介護に要する負担や介助量は減少し、より自立へと繋がると思われる。

お金もかからず、特別な道具も必要なく、日々の生活に直結している、家事動作、特に洗濯は自主訓練にもってこいだといえる。

段階付けもどこから始めるか?を中心に一連の行程で出来る所、手助けがいる所を分ける。
 
最初は準備された物を干すだけから始め、徐々に洗濯機からカゴにいれる。更に出来れば、洗濯機を操作して洗濯する。等、段階を上げていく。

干す際も座位で干すのか?それとも、立って干すのか?

頻回な立ち座りを組み合わせる場合は量を少なめな状態から始める等が良い。

運動強度としても、洗濯物の量によっては10分〜15分程歩く位の運動と同程度かと思われる。

自主訓練で筋力をつける運動指導では習慣化し難い方には特にオススメな自主訓練といえる。


約2ヶ月間の派遣前訓練が福島県の二本松訓練所であった。

4月上旬に訓練所に入ったが、寒い時には雪が積もる事もあったので、地域による違いを肌で感じたのを良く覚えている。

訓練期間中は語学勉強や海外で生活する上での注意点、任地に応じたノウハウを学習する事が主でリハビリの知識や技術を補完するという事は余り無かった。

学生時代から3年間の就職を経て、リハビリ一色だったのが、職業も年齢も出身も異なる人達と【海外でボランティアをする】という共通点のみで、共同生活を行った事はとても貴重な時間で短期間ながらも濃い日々だったと今でも懐かしく感じる。

理学療法士の知識を活かして任地で怪我をした時の応急処置を教え合ったり、作業療法士の役割や活動内容をプレゼンしたり、理学と作業てま肩凝りの解消法や全身のストレッチ方法を伝達したりなど、リハビリについて知らない人にも役立つ情報を提供出来ると伝える側も学ぶ事もあり、貴重な経験になると思う。

何より国や活動内容は違えど、同じ目標で懸命に頑張る仲間がいるという事が訓練所での一番の収穫だと思う。


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