田舎でリハビリ

訪問リハビリ・通所リハビリ運営のコツ・日頃心がけていること、今後のリハビリ業界の動向とそれに対する考察を、日々の経験から書き綴っています。田舎暮らしの良さも紹介していきます☆ 「田舎でリハビリの仕事なんてあるの?」と言われ、早数年。 最初こそ職場探しに難渋したものの、今では田舎こそリハビリ職が求められ、活躍出来る場所だと確信しています。 訪問リハビリ,デイケアで役立つ技術、これからの働き方を独自の視点から発信中⭐

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離床時間の拡大の為に居間の環境調整を行う際に、「いかにくつろげる空間であるか?」を考える事が大切と思う。

臥床の次に安楽な姿勢はややリクライニングでの長座位もしくは男性なら胡座をかいた姿勢が挙げられる。

季節的にも温もりを得られやすいので炬燵で過ごしたいという利用者さんは多い。

ただ、床から立つ・座るが難しい為に諦めているケースも多い。

電動昇降式座椅子は立ち座りに便利だが、良し悪しがある。

下記に列挙していきたいと思う。

良い点

立位から腰掛ければ楽に床へ座れる

前方に座面がスライドするタイプだと炬燵の出入りが容易。

リクライニング機能もあるので、姿勢を変えられる

悪い点

高い位置から降りる際に、膝を伸ばしておかないと危険。

座位バランスが悪いと昇降時に危険

床に接地した状態で座椅子に移る際に臀部の挙上に努力を要する

レンタルもしくは購入でも割高

キャスター付きもあるが移動がしづらい

場所をとる



思いつくままに列挙したが、床に接地した状態で座る事を好む方にはオススメだと思う。

最初は最も高い位置からしか立てなかった方も少しずつ高さを低くした状態で立つ訓練を行い、低い位置から立てるようなり、トイレの便座や玄関の上がり框からの立ち上がりがスムーズになったケースもあるので、是非、段階付けを行いながら色んな場面で適応出来るように工夫できると値段以上の価値があると思われます。


訪問リハビリでIADL訓練の中でも買い物を訓練として取り入れた事が今までに一度もない事がすごく悔しい。

利用者の潜在的なデマンドとして、「好きな物を買いたい。食べたい。見たい。」とう話は伺うのに、基本動作や応用動作を習得する事を優先せざるおえないでいる。

言い訳にもなるが、田舎では買い物に行くにも車を利用しないと難しく、利用者の望む形で買い物をするにはタクシーを利用するなどの方法しかとれない。

今回の介護保険改定により、訪問リハビリでも活動と参加に焦点が当てられたものになっているが、まだまだ現実には曖昧な記述でしかなく、柔軟に考えて良いのか?それとも文面通り以外の事を行うのはタブーなのか、読み手の解釈で変わる為に、度々、ケアマネや提供者間でゴタゴタが起きてしまう。

活動性を向上してもらう為に利用者が希望する「ラーメンを食べに行く」というデマンドを訪問リハビリの車でセラピストが同行し、食べて帰る。帰り道にコンビニで好きなお菓子等を買い、帰路に着く。

これを行うには訪問リハビリの車に利用者を乗せて良いのか?

事故が起きた場合、在宅では無いので責任はどうなるのか?

そんなに活動的な人に訪問リハビリが必要なのか?

など、列挙するとキリがない程のマイナスな側面ばかり抽出されてしまう。

「訪問リハビリの車に利用者を同乗しでも良い」という文言が公的に認められれば、もっと訪問リハビリのニーズは高まるし、IADLに取り組むセラピストは増え、効果も高まると思う。ただただ残念…。

訪問リハビリの利用者は介護予防者から重度介護者まで幅広く、利用者のみでなく、介護者への働きかけも求められる。

他の介護サービスよりも、利用者の隠れている残存能力を見つけ出し、発揮出来るように支援する事が求められている。

痛みがあり、動けない方にストレッチやマッサージ等を実施し、痛みを緩和し、座位訓練等を行うが、訪問リハビリの時間は精一杯努力して下さるのにそれ以外は再び臥床して過ごす…。という事が度々ある。

この場合、「疼痛を緩和して座る時間を長くする」という点に注意が向き、利用者への努力に依存しているとも言える。

痛みを緩和する事と離床時間を延ばす関わりを行う必要があり、その為にも普段、離床過ごされている場所の確認をし、

車椅子への移乗は出来ないか?(座クッション、背クッションを利用し、座位の安定感を高める)

長く座る場所に昇降椅子を設置し、炬燵に、入れないか?(離床への理由付けに炬燵は有効)

そして、少しでも長い時間座っていられるように、相撲などのTV番組の始まる時間に合わせる等、興味・関心がある事柄に結びつけて、勧める方が上手く行きやすい。

起居・移動に労力を有する為、臥床して過ごさざるおえないケースは少なくない。

試行錯誤を要するが、安定した離床時間を確保する為には利用者の心身状態の評価と介入、環境調整が出来る訪問リハビリが有効と思う。


私はデイケアの調理訓練の際、クックパッドのサイトを検索しています。

キーワードを入力するとメニューの一覧が写真と共に表示されるので、出来上がりがイメージし易いのも有難いです。

「高齢者」と入力すると、高齢者が食べやすい物から好まれ易いものが出てきますし、「高齢者 デザート」と入力すると、昔懐かしいデザートが出てくるので、閲覧しているだけでも楽しくなります。

デイケアやサロンで調理訓練の内容を考える時にもプロジェクター等で壁やスクリーンに映して、メニューを決めるのも楽しいですし、実際に調理をしながらでも上記の方法で手順や工程を確認したりも、有効です。

包丁の操作や盛り付け等は上手な方でも手順が分からなくなったり、思い出せない事があります。
口頭よりも視覚的な情報の方がイメージしやすく、記憶を想起する手がかりにもなるので、さり気なく映像で映しておくのも良いかもしれません。

調理の行程を動画で見れれば尚、良さそうですね。

余談ですが、クックパッドのように誰かが作った物を更にアレンジして紹介していく。「つくレポ」の機能はスゴイなぁと感心します。

紹介した人も自分のレシピが役に立っていると思えるし、そこから新しいアレンジが実践されていく驚きが感じられるのではないでしょうか。

リハビリの分野においても、クックパッドの様に自分の経験を紹介し、それを見た人がアレンジして新しい形を生み出していく。そんなサイトがあっても面白いかもしれないなと思います⭐︎

サービス付き高齢者住宅や有料老人ホームに入居されている重度(要介護度5)の方も訪問リハビリの依頼が来る事がある。

その方の状態にもよるが、四肢や頸部、体幹に筋の短縮や関節の可動域制限が顕著に生じており、少しの体動でも苦痛が見られてしまう方に対し、短く限られた時間のみで持続的な効果や変化を出す事は難しい。

その事を踏まえた上で訪問リハビリの役割を最大限に果たす為には日々のケアを行う介護職員に伝達し、協力を得る取り組みが重要と感じる。

ポジショニングでも口頭での助言だけでは無く、写真や図による説明の方が分かりやすい。また、注意点等も写真とともに列挙する。

定期的に介護職員に声かけを行い、分かりづらい点等も確認する。

訪問リハビリの対象者の良い変化が見られれば、共に喜び、効果が薄いようであれば原因を考え、相談する。

ポジショニング等の効果や理由が認識されれば、疑問点や悩み等も相談を受けやすくなる。

この様に介護度が重度な方ほど訪問リハビリの果たすべき役割も多様な事を意識していく必要がある。

介護予防・総合支援事業において、いかにリハビリ職としての立場を確立させていくか?
リハビリ職の研修会や勉強会で良く耳にするキーワードになりつつある。
総合支援事業においては全国規模でも取り組んでいる市町村はまだまだ少なく、手探り状態だから一貫した方向性は定まっていない。
けれども、介護保険の抑制と存続の為にサービス提供者の競争を促しつつ、利用者のサービス利用を必要最小限にとどめていこうとする動きはどんどん加速していくと思われる。
地域ケア会議においても各専門職が被保険者の心身の状態から生活課題に至るまでを分析し、課題解決に向けた助言を行なう場である。
リハビリ職としては被保険者の残存能力を充分に発揮出来ているか?家事や掃除等で被保険者が出来そうな事は何か?どうすれば出来るのか?住宅改修や福祉用具の利用は必ず必要なのか?等、被保険者やその家族(介護者)の持っている能力や協力も考慮し、具体的な提案が求められている。
これらを複合的に分析し、イメージ出来るのはリハビリ職だけだといえる。
不必要だったり、過剰なサービスを無くし、残存能力を活かせるマネジメントを行う事が求められている。
①短い時間で情報を読み取り、気になる点に特化して助言を行うこと。
➁具体的な提案を心がけること。
③会議の場だけの提案では無く、定期的に連絡をとり、助言した事が行われているか?を確認し、再び助言していく事。

これらの点に留意していれば、ケア会議の雰囲気にも余裕が生まれ、助言を受ける側にとってもリハビリ職の存在を再認識してもらえると思う。



訪問リハビリでは入院中は積極的に、リハビリを行っていたが、家に帰ってからは消極的になり、寝ている事が多い。というケースに携わる事も少なくない。

一概に「意欲が無い」とか「体がきついからかも…」と家族や介助者からは判断されがちだが、役割の喪失がその様な結果を招いている事がある。

入院中に自宅に帰る事だけを目標に頑張ってこられた方は特に新しい目標を見失っているのかもしれない。

又は、家に帰ったものの、家族からは「転倒したら大変なので、休んでて。」等の気遣いが機能低下を招いているかもしれない。

私の経験からは家族仲が良い家庭程、心配して過度な安静を重んじるケースが多かったので、あえて、洗濯物をたたんだり、干すなどの作業を日課として行って頂くように助言している。

刃物等の使用も敬遠しがちだが、ピーラー等で代用して皮を剥いたり、果物ナイフ等で切るのは比較的、スムーズに行える事が多い。

園芸等も自主訓練には効果的で種もしくは苗を準備し、お願いすると熱心に取り組んで下さった事もあった。

「自主訓練」という言葉を聞くと、つい、体を鍛える事をイメージし易いが、意欲や活動性を高めるのであれば、作業活動が最も効果的と感じる。

  今後も介護保険の改正の度にデイサービスの競争は厳しくなる中で、今後も需要と共に規模も増えていくと思われるのがイオンが運営するデイサービスの様な形態だと思う。

  リハビリ職としてデイサービスに
勤めるなら、やはり、「生活機能の改善」がいかに結果として、表せるか?
がポイントになる。

イオンの様に日用品からパン屋、服屋、美容院等、数え切れない程の生活に必要な物を取り扱う業者や環境があるので、具体的な個別の目標も立てやすいし、店舗の特徴をデイサービスに取り入れる事もし易いと思われる。

店内外を歩く練習は、実際の買い物に必要な持久力や歩行状態を詳細に評価出来る。
パン屋・惣菜作りのスタッフと協力し、調理訓練の実施。家庭でも具体的な献立に沿った材料をイオンで購入し、習慣化を図る。
利用者家族にも買い物ついでにデイサービスでの様子を見学してもらい易い。→自宅とデイの違いの照らし合わせ、家族への助言がし易い。

イオンに限らず地方の大型スーパーもしくはコンビニ等でもデイサービスの展開は利点があるように感じる。

起業に興味があるけれども資金面や立地要件で悩んでいるリハビリ職も民間企業の経営者に働きかけて、共同でデイサービスなどを始めるのも面白いと思う。

まずは、イオンの運営するデイサービス等で1年〜2年程勤めながらノウハウを学び、田舎で起業なんて方法も有りかな⭐︎




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