田舎でリハビリ

訪問リハビリ・通所リハビリ運営のコツ・日頃心がけていること、今後のリハビリ業界の動向とそれに対する考察を、日々の経験から書き綴っています。田舎暮らしの良さも紹介していきます☆ 「田舎でリハビリの仕事なんてあるの?」と言われ、早数年。 最初こそ職場探しに難渋したものの、今では田舎こそリハビリ職が求められ、活躍出来る場所だと確信しています。 訪問リハビリ,デイケアで役立つ技術、これからの働き方を独自の視点から発信中⭐

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「初めからエジプトを希望していたのか?」と質問を受ける事がある。

やはり、赴任国を自分で決められるのか?が応募の段階では重要な疑問になるからだ。

私自身は最初はドミニカ共和国を第1希望、次にチリ、3番目にエジプトという順に応募書類に記載し、試験を受けた。

リハビリ職自体が他の職種に比べ、応募者も少なく、【希少職種】と言われていたし、協力隊員を希望している国も同じく少なかった。

当時を振り返ると中国かドミニカ共和国に派遣される事を夢に描いていた。

理由も中国はアジアだし、文化とか風習に早く馴染めるんじゃないか。いやいや、折角だから中南米の国でスペイン語を覚えれば、帰国後も留学とかし易くなるかも…等、単純な事しか考えて無かったと思う。

しかし、中国は私の応募時期には既に終了していた為、自然と対象外になり、チリは親身に相談に乗ってくれていた方の話に感化され希望し、エジプトは募集要項から自分の経験が活かせる様に感じ、第3希望に挙げた。

1次・2次試験を何とかクリアし、赴任国を知らせる通知が来た時の事は今でもよく覚えている。

学校を卒業して就職し、2年目の後半ってのが一番悩みやすくて、「このままで良いんかなぁ。新しい所で挑戦したいなぁ。」という気持ちが芽生えやすい。

【長い将来のホンのわずかな2年間。
自分の可能性を試してみませんか?】

今振り返っても、協力隊の2年間が最もお金の事や将来の事を考えずに、リハビリを必要としている人の為に何が出来るか?を悩み、打ち込めた日々だった。




ネットサーフィンをして、色々なブログを参考に見ているが、どれも作者の経験や考えが散りばめらていて、「なるほどなぁ〜。」と感化される記事が多い。

そんな中でふと思ったのが、個人にしか出来ない経験を一部の人しか知り得ないのはもったいない事だし、普段の生活では経験出来ない事やブログ等を通じて見識が深まり、新しい事に挑戦する気持ちを湧き起こしてくれる事は記事にしてどんどん出すべきだと思う。

特に青年海外協力隊の記事なんかは面白そうだなぁと思う。

というのも私も平成19年〜平成21年まで青年海外協力隊として海外でボランティアをした経験がある。

その時は半年に一度程度の割合(記憶が曖昧…)で協力隊の活動報告をパソコンで入力し、事務局に送付する義務があった。

それらの記録は一般向けというよりも、協力隊員の日々の活動で感じた事や行動した事等を報告するものだったと思う。

当時よりも、発展途上国のインターネット事情も改善されていると思うし、日本国民の税金で活動している事からも、ブログ等を通じてより日本国民の関心を高める事が出来ると思う。

中には協力隊の活動ブログを見て、個人的な協力を申し出てくれる人がいるかも知れないし、ブログを通じて活動中の悩み相談を日本にいる専門家にしたり、協力隊に興味がある人や旅行を検討したりしている人に的確なアドバイスが出来ると思う。

テロ等の影響で、アラブ諸国に旅行に行く人が減っているとよく耳にする。
エジプトやトルコに興味があった人も旅行等を断念しているかも知れない。

任国の状況に応じて危険と思われている地域で活動している協力隊員も多くいるので、日本で放送されている出来事が全てなのか、それとも極端な一部のみなのかをブログを通して知るきっかけが出来ればと思う。

田舎での生活を始めるまで、「農業」というものは自分からとてもかけ離れたものであり、お米や野菜は買って食べるのが普通と思っていた。

なので、6年前に田舎に来るまではこんなに長い期間、住むとは考えなかったし、リハビリ職以外の仕事をする事も全然考えていなかった。

年を重ねるに連れて、考え方や周囲の変化もあり、今、真面目に思うのはリハビリ職として病院勤務や訪問リハビリだけで生計を立てていけるのか?という気持ちがある。

リハビリ職は一般企業に勤めるサラリーマンや自営業の人とは少し変わっていて、転職がとても多い職業でもある。

就職先を選ばなければ日本中で需要があるし、経験を活かせる職場も多い。
そして、自身のやる気次第で新規の部署を立ち上げたり、開拓する事もできる。

けれどもあくまで、理学・作業療法士の〇〇さんという肩書きがあるから通用する事で、リハビリ以外の事には一般のサラリーマンよりも社会人としての知識等は乏しいという課題もある。

就職先によっては一人職場もしくは大部屋の管理職で、日々悩みながら業務をこなすので精一杯という人もいれば、仕事とプライベートを分けて、毎日定時に退社後し、趣味のスポーツに没頭するという人もいる。

私的には仕事とプライベートを分けて、プライベートの時間で感じた事を仕事にも活かせられるというメリットはある様にも思う。
それだけ気持ちのどこかには患者さんや介護者の事が頭にあって、突然、思いついた事を後日、実践したらスムーズにいった。なんて事もある。

田舎という事と利用者の時代的背景から農業に携わっていた方は多い。
話の中でも「また元気になって草刈りがしたい。」「草刈機を担げるようになるにはどうすれば良いか」等の要望や質問もよく受ける。あえて、こちらから農業に関する関心を引く様な問いかけをする事もある。

そんな中で1度も草刈り機を担いだ事もない。田植えや稲刈りをした事がない。では、要望に応えられないと思い、米作りや野菜作りを6年前から始めている。


農業を通してリハビリ以外の収入を得る方法を模索しつつ、利用者の要望に応えられる知識や技術を身につける事が出来ている。

まだまだどちらも未熟だが、半〇〇半療法士という生き方を考えて行動する事が必要に迫られている気がする。

なかなか難しいが、これも色々と試さないと答えが出ないのかもしれない…。





山間部に住んでいる方等は自宅内だけでなく、屋外に出てすぐに坂道がある為、外出が困難という方も多くおられる。

外に出て畑に行ったり、隣の家まで行きたくても、転倒する恐れがあるから・・・。という理由で外に出れないという相談は訪問リハビリを行う上でよく遭遇する話でもある。


自宅内で過ごす→臥床もしくは座位で過ごす→廃用性による心身機能の低下→通所サービスの利用

という、図式化に陥り易い為、私的には通所サービスを利用しなくても自宅で活動的に過ごせる事が自立支援になると思っている事もあり、積極的に自宅での役割の再獲得や介護負担の軽減に向けた取り組みを実施している。

活動性が高く、介護予防の利用者の方でも坂道で勢いがつき過ぎて、転倒してしまったというケースもよく耳にする。

環境や残存機能、理解力によって杖やセニアカーを紹介する事もあるが、緩やかな傾斜のアップダウンが多い所では抑速ブレーキ制御付歩行車もお勧めである。


電動ベッドをレンタルされている方で、最近よく利用されていたり、勧めたりするのが楽匠Zシリーズが多い。
このベッドは頭・膝の上がる機能だけでなく、ベッド自体の傾斜が出来るタイプである。

重度介護者によく使用されているが、ベッドからの起き上がりが独力では難しい方にも傾斜をつけると、頭が高く、足が低い位置に来る事で、前傾姿勢が取り易くなり、再び独力で起きれる様になられた利用者もあった。

背臥位又は側臥位から頚部や体幹を前傾(側屈)し、重力に抗する力が発揮し難い方には特にオススメだと思う。

重度介護者の方の場合でも、今までのベッドよりも端座位に近い形で座れるので、長い時間、体を起こしていられる。何より外の景色やTVが各戸見易くなった。」という感想をよく聞く。

介護をする側にとっても負担が減るのは何よりだし、使用する側、介助する側にとって便利な物が普及していくので、ブログで紹介していきたいと思います


楽匠Zシリーズ

 最近、作業・理学療法士においても、一般企業にて専門的な知識を活かし、働いている療法士がちらほらいるという話を聞いた。

 調べてみると数年前には考えもしなかったが、銀行や福祉用具業者、建設業、旅行代理店、学校等、リハビリの知識を活かせる場所は病院に止まらず少しずつだが増えているのを感じられた。

作業・理学療法士の有資格者が毎年数多く算出される中で、一般企業に勤務する療法士を増やす事はリハビリ業界全体から見てもプラスなわけだし、認知度や予防の観点からも、もっと一般の企業でも働けるように、作業・理学療法士協会も支援するべきだと思う。

もし、旅行代理店に勤める療法士がいたら、「甲子園に応援に行きたい。でも、車椅子やから無理かな…。」と言われた時に
「そうですよねぇ。行きたいですね。リハビリを頑張って歩けるようになったら行けますよ!」としか言えないのと、「良い方法があります!療法士が旅行代理店にいるので、車椅子で行く方法を相談してみます!」と言えるのでは、利用者にとっても、リハビリ職にとっても気持ちの在り方が全く変わってくると思う。

療法士と一般企業に関する情報も集めて、ブログで紹介出来るようにしていきます⭐︎

田舎なので、移動手段は車だが、都会では自転車や雨除けがついたバイクで訪問するらしく、そうゆう移動手段の場合、福祉用具や訓練器具は厳選して持ち運びしないといけないから、どうしてるんだろうか??

私の場合、車の後部座席と荷台スペースに
歩行器(屋外用)

杖(4点杖、1点杖)

ストレッチポール

セラバンド

松葉杖

ロフストランド杖

弾性包帯

バランスボール

折りたたみ式治療ベッド

車椅子(介助型)

を軸にその日の訪問先に合わせて組み替えている。

訪問リハビリの備品として、少しずつ買い揃えているものの、車椅子や歩行器等はデモ機を福祉用具業者に依頼し、見本として借りて使用するようにしている。

特に治療用ベッドは持ち運びもし易く、関係性が取れていない、新規の利用者には重宝している。
高さ調節が出来るので、利用者の立ち上がり訓練に使用したり、ベッドの端を支持しながら伝い歩きを練習したりなど出来る。

車椅子も介助型で跳ね上げ式、フットレストの着脱式があれば、多くの訓練場面で活用できる。

屋外を移動するのに後方から支持すれば、歩行器の代用品として使えるし、疲れたら座って休める上、急な雨天時などは座ったまま傘をさして頂き、私が急いで後ろから押していける。など、屋内外で状況に合わせた利用が可能である。



在宅に比べ、デイケアやデイサービスでは座って過ごす時間が長く、「椅子に腰掛けているのが一番きつい。」と言われる事がある。

筋肉や脂肪が少ない方にとってみれば、何も敷いてない椅子では除圧も難しく、骨に直接圧がかかってしまう。

円背の方は後方に脊柱が突出している為、背もたれに脊柱の突起部が当たり、痛みが出てしまう。

円背が強い方には背もたれが無い椅子の方があんていして座れる事が多い。
もしくは、背もたれと背中の隙間に円柱状に丸めたバスタオルを左右に1本ずつ、差し込むだけでも、脊柱の突起部以外の所で接地面が出来、「楽になった」つと喜ばれる。

また、円背の方には仙骨部と椅子の座面にも隙間が生じる為、隙間を埋める様に横向きに円背状のタオルを差し込むのも良い。

まとめると、
椅子の座面に座クッション
臀部後面に横向きの円柱タオル
左右の背もたれと背中の隙間に円柱状のバスタオル
 
これだけで、普通の椅子に座る苦痛は大幅に軽減する。

利用者一人一人の安定した座位を検討し、デイでの関わりが自宅に戻られてからも継続されるように写真とコメントを添えると御家族やケアマネージャーからの信頼も高まると思われる⭐︎

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