田舎でリハビリ

訪問リハビリ・通所リハビリ運営のコツ・日頃心がけていること、今後のリハビリ業界の動向とそれに対する考察を、日々の経験から書き綴っています。田舎暮らしの良さも紹介していきます☆ 「田舎でリハビリの仕事なんてあるの?」と言われ、早数年。 最初こそ職場探しに難渋したものの、今では田舎こそリハビリ職が求められ、活躍出来る場所だと確信しています。 訪問リハビリ,デイケアで役立つ技術、これからの働き方を独自の視点から発信中⭐

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今朝のNHKで持ち上げない介護(ノーリフト)について特集がありましたね。


私が観た時には実際に介護施設で、立ち上がりの補助と立位保持を支持する器具が使われていました。



参考:移動・移乗機 かーるくん



番組で器具を使われていた方は、器具を使わなくても、動作指導にて改善できそうな気もしましたが、番組の構成上、あえて、残存能力が高い方を紹介したのかもしれません。

それはさておき、実際にノーリフトを実践している介護スタッフのコメントがとても印象的でした。


福祉器具を上手に活用することで、利用者さんの残存能力を引き出すことができ、以前よりも良くなった。


と言った感じのことをおっしゃっていました。


これって、私達、リハビリ専門職からすると当然の事なんですが、一般的には、意外なことなのかもしれません。



福祉用具を頻繁に利用する=介護負担が大きい


という考えのように感じられます。


訪問リハビリの現場でも、病状の進行に伴い、ベッドからの移乗が困難になっても、何とか、自力で、もしくは介護者の努力で解決する方法を選択される方がいます。


福祉用具を用いることへの漠然とした嫌悪感が働くようなんですよね。



こういった考えになるのは、やはり、病院や施設等でノーリフトの考えが浸透していないことも原因だと思うんでうよね。



元気なときから、福祉用具の便利さ等を知らないまま、介護が必要になると、ずっと人の手による介護がベストになってしまうんじゃないかと。


下記のサイトではノーリフトの概念は福祉機器の活用のみでなく、便利なグッズや機器を用いることだと紹介しておられます。

参考元:新常識になるか?抱えあげない介護(ノーリフト)がやってくる!(KAIGO LABより)


そして、日本ノーリフト協会では様々な研修会や書籍等を通じて、持ち上げない介護の実践方法を紹介されているようです。


参考:日本ノーリフト協会



ただ、どんなに便利な機械も人の手による介護には追いついていません。

これも、ノーリフトの考えが浸透しづらい要因かと思われますが、ベッド上での体位移動にスライディングシートを利用したり、オーダーメードの車椅子での移乗方法を指導したりとリハビリ職によるノーリフトの啓蒙活動が一番重要ではないかと思います。



訪問リハビリや通所リハビリでノーリフトの考えが広まると、我々、リハビリ職の活躍の場も更に増えると思うので、皆さん、一緒に頑張りましょう(*^^*)


良ければ、こちらの記事も併せてお読み下さい☆


スライディングシートの使い方を介護者に指導する重要性







市区町村に裁量が委ねられる総合支援事業が着々と浸透している事を感じるこの頃です。


国も介護費用の抑制が図れた市町村にインセンティブを与える事を公にしましたし、これからの介護保険下でのリハビリサービスはより、自立支援に向けた明確な取り組みの有無で評価されると思われます。


私も今までに何度も介護予防者の方の地域ケア会議に招集され、訪問リハビリ・通所リハビリの明確な目標とそれに対する取り組みを問われました。


何を持って自立支援というのかは各々の考えがあるかもしれませんが、とりあえず、セラピストが関わるからには出来る事を増やし、介護度を下げる必要があるようにとの事だといえます。


そんな中、全国を飛び回っている佐藤孝臣作業療法士の講演を何度か聞く機会がありました。

佐藤作業療法士の凄い所はセラピスト以外にも行政職員、介護士、看護師等、色々な職種の方に
対して危機感を持たせる事に長けている様に思いました。

そして、共通課題を設け、具体的に解決するためには各々がどの様に行動すべきかを説いておられます。


特にリハビリ職には生活課題を明確にし、そこにアプローチするという基本だけども、実際には不十分な点を鋭く指摘され、解決策を呈示されています。


今のままだと大変な事になる。すぐに考え方を変えないと。。。

といった感じです。


そして、講義の中で自立支援を図るために何を見るべきか?どの点に介入するのか?が明確なんですよね。


それをご自身が運営している通所介護施設で実践されているので、やる気さえあれば、誰でも真似できる形になっているんです。(今年からは訪問看護ステーションも開設されたようです。)


私も今までに数回、佐藤作業療法士の話を聞く機会があったんですが、毎回、講義の後は下を向いて気力無く会場を後にしています。笑


というのも、今の職場環境では、どちらかというと自立支援に向けた取り組みが不十分だと分かっているからなんですが…。



次期、介護保険改定に向けた部会等でも積極的に発言されており、佐藤作業療法士の意見が反映されていく事は間違いないといえます。


是非とも、自立支援に向けた取り組みをいち早く情報として取り入れ、実践したい方は早々に講演に参加される事をオススメします。


以下に佐藤孝臣作業療法士(主に地域包括ケア・自立支援関連)に関するまとめを添付しますね。

講演会に参加される前に予習しておくと、頭に入りやすいですよ☆


 第18回福岡県作業療法学会 基調講演


デイサービス楽

自立支援ヘルパーマニュアル(一部)


杵築市における地域包括ケアシステムの取り組み


大分合同新聞 掲載記事


大分県における地域ケア会議普及にかかる市町村支援 |地域ケア会議


追記:日本作業療法士協会会員向けの協会誌も総合支援事業についての実践報告が載せられています。

特に今月号(2017年6月号)では「総合事業5分間講読」という形で、有限会社なるざ 谷川真澄作業療法士の取り組みがあげられていました。

見開き1ページ分にビッシリと文字と総合支援事業について知識が無い人には意味不明な図があります。笑

これを5分で読んで、内容を理解できるのは佐藤孝臣作業療法士くらいじゃないかと思うくらい、濃い目で常人では真似出来ないレベルに達しています。

けども、この見開き1ページを総合支援事業に携わっているもしくは、地域ケア会議等に頻繁に招集されている療法士は必読だといえます!


私のように、介護保険下で訪問と通所リハビリにどっぷり浸かっている療法士にとって、今後の市町村の動向はいち早く理解しておきたい。

そして、できれば、自分も市町村の取り組みに参画し、存在意義や価値を広めたいと思う療法士にとっては、必ず参考になると思いました。


興味がある方は、職場の同僚に頼んで見せてもらうのもありです。


いつも思うんですが、こうゆう取り組みを、無料で大々的に発信するべきだと思うんですけど、ネットでは見つかりづらいんですよね…。


また、情報があれば更新していきたいと思います(^o^)


昨日に引き続き、農業ネタの記事です。


半日で1,5丁の田んぼに田植えをしたので、普段使わない筋肉が悲鳴をあげています。


今日も家の近くの田んぼでは草刈りの音やらトラクターの音が朝から聞こえています。


70過ぎの男性が主になって働いていますが、驚くほど、元気ですよね!


農業を通して、通所や訪問リハビリで関わる利用者さんの凄さに頭が下がります。


繰り返しになりますが、やっぱり、言葉で聞くだけじゃなくて、自分が実際に体験してみないと、その人の気持ちが十分に理解できないんですよね。


これまで関わった多くの利用者さんが農業経験者で、

「もう一度農業をやりたい」

「田んぼをしている時が一番良かった」

という話を聞くと、現在の生活に物足りなさや喪失感があることを感じさせられます。


かと言って、通所で農作物を作ってみたりすることで満足されるかというと、そうではないんですよね。


今と昔の自分自身の違いに気づいているから、余計に喪失感を抱く人もいるわけです。


そう言う人には、傾聴しつつ、私が実際に農業を通して経験したこと感じたことを話すようにしています。


すると、会話の中で笑顔が増えて、短時間ながらも元気になられるんですよ。


これは稲作を始めるまでは、わからなかったことでした。


また、普段の仕事とは関係ない事柄でも、役に立っていることを思えば、ちょっと得した気持ちになりません?


利用者さんからしても、都会からきた、現代的なお兄ちゃんよりも、農繁期にバタバタしているアラフォーの方が親近感が湧くのかもしれません(笑)



田舎でのどかな風と風土に癒やされながら、慌ただしく仕事に打ち込むのも良いですよ☆


田舎でも家のローンが終わりましたし、働く場所は自分で行動すれば、色々とあります。


給料面でいっても、都市部よりも田舎の方が高いですし、農業をすれば、生活の足しにもなります。


お米をスーパーで買うことも無くなり、野菜もめっちゃ安いですしね。

採れたてのトウモロコシが100円以下で買えますしね☆


また、既に田舎に住んでいる療法士の皆さんも、今の仕事に活かせる部分は多様にありますから、是非とも農業を始めて見てください。

プランターやちょっとした畑で野菜を育てるだけでも、色々な発見があるはずです。


特に訪問リハビリでは農業経験は成功しても失敗しても、めちゃ役立ちます。


ビワなんかも近くの木で山盛りになってますが、誰も取らないんですよね。


メルカリなんかでも、ビワが出品されていて、結構な値段で取引されているようで、驚きました。


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画像引用元:https://www.mercari.com/jp/search/?keyword=%E3%81%B3%E3%82%8F



私も半農半療法士として、実績を増やして、更なる収入アップを図りたいともくろんでおります(*^^*)
 


私は田舎で訪問リハビリをしています。


毎日、そこそこ忙しいんですが、6月と10月は農家としても忙しいんです。


まぁ、農業の方はなんちゃって農家なので、本業の方に聞かれると笑われるレベルですが、農業って、作業療法士や理学療法士も経験していて損はないんじゃないかと思うんですよ。



農業は本来持っている能力以上に、体と心を動かす原動力があって、農業経験者の利用者さんはこぞって、こう言うんです。


「(リハの)先生、もう一度若返って、田んぼで稲を植えたいんよぉ。」


特に6月が近づくと、ほとんどの利用者さんがこぞって言うんですよね。



私からしてみれば、暑い中、草刈りをしたり、田んぼを耕したり、重たい苗を運んだりする作業が何でそこまで渇望されるのか(・・?不思議でたまらない時期がありました。



特に農業初体験直後は何もかもが新鮮で、草刈りでさえも、気持ち良さを感じていましたが、それが毎年になると、農業が億劫で仕方なくなってしまいました。




そんな中、田植えが始まったんですが、稲作を手伝い始めて8年目にして初めて田植え機に乗ったんですよね。


それまでは、苗を田植え機に積んだり、クワで田んぼの凸凹をならしたりしていたのが、田植えのメインとなる田植え機の操縦をしたんですよ(*_*)



田植え機に乗るまでは「トロトロ動かさんでさっさとしろよ〜。」とか心の中で思っていたんですが、
いざ自分が操縦してみるとアクセルの踏み加減やハンドルの動かし方の全てに神経を集中していました。


「バリバリバリィィィ!」という激しいエンジン音と「サクッ!サクッ!サクッ!」と苗が田んぼに植わって行く音にテンションが上がってしまい、夢中で操作していました。


また、田んぼの中で感じる風の心地よさがまた最高で、


「あぁ、俺もやっと農家の一員になれたわぁ。」なんて思いながら、順々に植えていったんですよね。



この経験からやっと、利用者さんが口にしていた、


「もう一度、農業がしたい」


この気持ちが感じられたんです。



それこそ、何年、何十年とやってきた人たちですから、生活の一部になっている訳ですよね。


また、「俺(私)がしないでどうするんかぁ!」といった、使命感もあるのかもしれません。



半農半療法士の諸先輩方をネットで見つけては記事にしてきましたが、私もやっと彼らの想いを感じられるようになったのかと思い、一人嬉しくなりました。


この喜びや経験をリハビリと融合させ、仕事にする。


半農半療法士の仕事もこれからの生き方に大きく、影響を与えてくれそうです☆


療法士の皆さんも、是非、一度は農業体験を通して、農業経験のある利用者さんの気持ちを感じてみてください。


そこから見えてくる新しい課題や取り組みがあるかもしれませんよ!


在宅で移動や姿勢保持の訓練ばかりしていたら、駄目なのかもしれませんね…。


こちらも良ければ覗いて見てください☆


作業療法士は農業に向いている?一貫した想いに共感の嵐でした☆

半農半療法士 中川PTのブログを見て感じたこと 

ナリワイをつくる 〜リハビリ編〜

 


今月初めに、介護給付分科会にて訪問リハビリについても話し合いがあったようです。


詳しくは、PTOTST.NETを見ていただくと分かりやすいですが、年々、訪問リハビリ事業所と利用者数が増加しているようですね。


理由は様々で、病院での疾患別リハの点数の低さや、療法士の増加に伴う、新たに働く環境が必要になった等の理由もあれば、早期退院により、在宅での生活支援を重視する傾向にあることが考えられます。


まぁ、いくら年々増えているといっても、他の通所リハビリや訪問看護ステーションに比べると、まだまだ少ない方で、それだけ、訪問リハビリの発展はこれからだといえます。


介護給付分科会の参考資料をみても、訪問リハビリに対して肯定的な議論が多いようですし、来年度の同時改定においては、ひとまず、訪問リハビリは大幅な改悪はないのではないかと、考えています。



それでも、訪問リハビリ事業所数の増加に伴い、効果や利用期間の短縮、社会参加への移行などを、より求められるのは確実で、加算を取るための会議や書類作成作りは増えると思います。



また、気になるのが、介護負担の自己負担額が今後も増える点。


これが訪問リハビリの発展に大きく影響を与えるのは確実です。


通所リハビリや通所介護等は自己負担額が増額されても、必ず一定の利用者は確保できるんです。


入浴・食事・介護者の休息の3つが約束されている以上、年金で支払える分であれば、利用されるんですよね。


けれども、訪問リハビリの様にリハビリのみが主で、1時間利用した場合の自己負担額が通所サービスと大差なければ、よっぽどリハビリの効果が無いとまず、利用されないはずです。


それに追い打ちをかけるようにリハビリの効果を様々な視点で評価されるので、苦労して獲得した利用者も3ヶ月以内での終了を宣告される…。



私の経験上、訪問リハビリは入院中のリハビリと違って、こちらから積極的にアプローチしないと、利用につながることは滅多にないんですよね。


日頃から小まめに居宅のケアマネさんと懇意にしていたり、地域やサロンでの活動に参加して、顔と名前を覚えてもらう。


46時中、利用者獲得の為にどの様な行動を取るべきか(・・?悩んでいるといってもいいでしょう。



話が長くなりましたが、少し見方を変えて下さい。


これまでの悩みは苦労は全て介護保険のもと、訪問リハビリを提供するから生じている悩みなんですよね。


保険給付に依存して、仕事をするから、ケアマネやら国やらの顔色や動向を気にしないといけないんです。


ならば、訪問リハビリ事業所の増加に伴い、訪問リハビリの需要も増えているわけですから、しっかりと市場ニーズを調査しつつ、一定の需要が見込まれそうであれば、自費での訪問リハビリに路線を変更するのもありなんじゃないかと思うんです。


実際に、大阪を拠点に自費の訪問リハビリを提供している、エポックはとても参考になる会社で、こん後の自費訪問リハビリの拡大に大きな影響を与えているのではないでしょうか。




来たるべき、訪問リハビリ事業所の大幅な改革に備えて、自費で訪問リハビリを提供するノウハウを収集し、行動するべきなのかもしれません。



都市部での需要はもちろんですが、田舎でも十分に需要があると思うんですよね。


高齢で独居生活を余儀なくされている方など、健康への関心が高い方が多いです。


遠方に住む家族も一日でも長く、独居生活を続けてくれることを願っていますから。


自己負担の額が多少、高くても、在宅での生活の質を高めてくれる訪問リハビリであれば、必ず、利用する人はいるはずです。


あとは、いつ始めるか(・・?ですね。


来たるべき時に備えて、訪問リハビリをナリワイとしている方は、事前準備をしていきましょう(*^^*)



別記事にて訪問リハビリで重宝している、簡易ベッドの記事を書きました。


その際に、偶然、Amazonで見つけた商品がとても気になるんです…。




 


この商品、重さが10kg以下という優れもの。


私が使っている簡易ベッドは12kg程度の重さなので、それよりも軽いんです。


そして、ベッドに横たわらなくても、うつ伏せに似た姿勢がとれるこの器具は、組み立ても簡単で使い勝手が良さそうなんですよね。


運動をする前に少し、背面の筋群をストレッチしたい時に役に立つのではないかと(・・?



ですが、商品紹介の画像をみるとベッドとは違い、担ぐ形で持つ様子。


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モデルの方が小柄な女性なので、ちょっと大変そうに見えるのかもしれませんが・・・。


私の場合、車に積んで運ぶのが主なので、バッグに入れずに直接、運ぶ形になりそうです。



1.前面にティルト機能があれば更に良さげ
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マッサージチェアーに向かって正面からまたがる感じなので、座面に傾斜がついているようです。


機能として前面にティルトする機能があれば、またがりやすいですし、姿勢もより腹臥位に近い姿勢を取れる方が、リラックスできそうですよね。


実物を見てみたい(*_*)




今なら、割引価格で2万円ちょっとで買えるこの商品。


もの凄く気になっています。



ただ、軽自動車に簡易ベッドとこの椅子は入らないよなぁ…。



購入したら、使用状況をまとめていきたいと思います(^o^)


もし、購入し、実際に使っている方がおられたら、是非、コメント下さい☆


■目次

 ▶はじめに  ▶算定要件  ▶留意事項  ▶退院直後の訪問  

■はじめに

病院・診療所からの訪問リハビリを行っている事業所で介護保険の訪問リハビリとは別に、医療保険での訪問リハビリ(在宅患者訪問リハビリテーション指導管理料)を実施している事業所はごくわずかといえる。

しかし、介護保険に関する報酬の減少並びにリハビリマネジメント等の複雑化を考えると、介護保険のみでの訪問リハビリに対し、不安感を抱く療法士も多いと思われる。


その様な現状の中、今、医療保険での訪問リハビリ(在宅患者リハビリテーション指導管理料)は、往診を実施している医師の基で働いている訪問療法士にとっては、医療保険での訪問リハビリは確実に増加する可能性が高く、今後の需要の拡大が期待される。

以下にその根拠と方法について提案する。

まず、これからの介護保険の認定者は今まで以上に厳しく精査される。

今までは要支援1・2だった方も厳しく精査され、非該当になる方も増える事が予測される。

介護保険のリハビリの場合、非該当になった時点で、サービスの継続が困難となるが、当該医療保険の医師が往診を行っている場合はどうだろうか?


月に1回以上往診しており、患者の運動機能及び日常生活動作能力の維持及び向上を目的とされれば、医師の指示のみで訓練を実施し、算定出来る。


この要件は介護保険に比べ、
開始に至るまでの過程が少なく、医師の指示があれば、すぐに提供できる点が強みといえる。


在宅で療養していて、往診が必要な人は病状の重篤差に比例するものではなく、個々のケースで判断せざる負えない。


医師による往診は、突発的な体調不良や病状の悪化にて行われるケースが多い。



特に呼吸器系の疾患がある利用者は病状が比較的重度な場合でも、基本動作は比較的高く、介護度が低く判定され易い傾向にある。調査の結果次第では、介護に関する手間が少なく、非該当と判断されるケースも少なくはない。

 

医療保険での訪問リハビリの拡充を図りたい訪問リハビリの療法士は、医師と協議し、医療保険での訪問リハビリについての理解を深め、今後、介護保険を卒業する利用者のセーフティーネットとして、医療保険のリハビリを試みるのは、必要な考え方だといえる。



いま一度、関係職種の方は算定要件と留意事項について理解を深めてもらえればと思う。

■算定要件


C006 在宅患者訪問リハビリテーション指導管理料(1単位

1 同一建物居住者以外の場合 300点

2 同一建物居住者の場合 255点

注1 1については、在宅で療養を行っている患者(当該患者と同一の建物に居住す る他の患者に対して当該保険医療機関が同一日に訪問リハビリテーション指導管 理を行う場合の当該患者(以下この区分番号において「同一建物居住者」という。) を除く。)であって通院が困難なものに対して、

2については、在宅で療養を行 っている患者(同一建物居住者に限る。)であって通院が困難なものに対して、


診療に基づき計画的な医学管理を継続して行い、

かつ、当該診療を行った保険医 療機関の理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士を訪問させて基本的動作能力若 しくは応用的動作能力又は社会的適応能力の回復を図るための訓練等について必 要な指導を行わせた場合に、患者1人につき、1と2を合わせて週6単位

退院 の日から起算して3月以内の患者にあっては、週12単位)に限り算定する。

2 保険医療機関が、診療に基づき、患者の急性増悪等により一時的に頻回の訪問 リハビリテーション指導管理を行う必要性を認め、計画的な医学管理の下に、在 宅で療養を行っている患者であって通院が困難なものに対して訪問リハビリテー ション指導管理を行った場合は、注1の規定にかかわらず、1と2を合わせて、 6月に1回に限り、当該診療の日から14日以内に行った訪問リハビリテーション 指導管理については、14日を限度として1日4単位に限り、算定する。


3 在宅患者訪問リハビリテーション指導管理に要した交通費は、患家の負担とす る。



■留意事項




在宅患者訪問リハビリテーション指導管理料の算定留意事項

 

(1)在宅患者訪問リハビリテーション指導管理料は、在宅での療養を行っている患者であって、疾病、傷病のために通院してリハビリテーションを受けることが困難な者

→必ず、
医師が往診している事。患者が病院に外来受診できる場合は算定出来ない。

又はその家族等患者の看護に当たる者に対して、患者の病状、患家の家屋構造、介護力等を考慮しながら、医師の診療に基づき、理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士を訪問させてリハビリテーションの観点から療養上必要な指導を20分以上行った場合(以下この区分において「1単位」という。)に算定する。


(2)省略

(3)省略

(4)在宅患者訪問リハビリテーション指導管理料は、訪問診療を実施する保険医療機関において医師の診療のあった日から1月以内に行われた場合に算定する。(以下、省略)

→往診を1ヶ月毎に必ず行っている患者が候補となる。
訪問診療と診療で表現が異なる様に感じるが、訪問診療のあった日から1月以内という意味。

(5)指導の内容は、患者の運動機能及び日常生活動作能力の維持及び向上を目的として行う体位変換、起座又は離床訓練、起立訓練、食事訓練、排泄訓練、生活適応訓練、基本的対人関係訓練、言語機能又は聴覚機能等に関する指導とする。

(6)医師は、理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士に対して行った指示内容の要点を診療録に記載する。
→リハビリ指示書は必要ない

(7)〜(11)省略




 

■退院直後の訪問

介護保険を有していない患者に関しては、退院前に主治医から診療情報提供があれば、退院の日から起算して、3ヶ月間は週12単位まで算定が可能です。


けれども、主治医の診療が1ヶ月ごとに必要となるので、往診が行われていない場合は、退院の日から1ヶ月間は入院中の情報提供で可能ということです。


今後、介護保険からの卒業を考えるにあたって、短期集中的な医療保険下での訪問リハビリは重要な部分を占めてくると思われます。


わかりにくい、医療保険での訪問リハビリの要件ですが、上手に活用して、患者の利益になるように努めていきたいものです。


指示書やケアマネも不要で行える医療保険でのリハビリこそ、訪問リハビリ事業所の強みといえますし、今後の更なる訪問リハビリの発展のためにも、多くの事例を交えて、普及させていければと思います。


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以前、このブログでも紹介したんですが、折りたたみ式の簡易ベッドを車にのせています。


最初は訪問から帰るたびに車から降ろしていたんですが、あまりの使用頻度の多さに、車から下ろすのが面倒になってしまいました。


そして、多い日は1日に8回程、訪問リハビリで使っています。


そんな折りたたみ式ベッドですが、9800円位で購入できました。






今にして思えば、訪問リハビリを始めた当初から、買っておけば良かったと思う品です。

これがあれば、訓練の幅も広がる上に、利用者さんが寝起きするベッドを使う必要がないですから。

特に必要性を感じたのが、女性の利用者さんの場合でした。

独居で女性の場合は、自室に入られることを嫌がられることがあるんですよね。

ただでさえ、他人が家に入るのも嫌な気はしますから、なおさらです。


これがあれば、訪問件数が少なくて困っている時に、


「リハビリは受けたいけれど、(家の)ベッドは使いたくないので、お断りします。」


なんて、話にはならなかったと思うと、どうしても残念な気持ちになります。


日々、大活躍の折りたたみ式ベッドも、使い始めて1年以上が経過しました。


あまりのヘビロテ&使い方の荒さから、ややくたびれた感じも出てきましたが、まだまだ使えます!


こんなに役に立つ上に壊れないので、充分に元手はとっているので、買い替えても良いのですが、愛着が湧いてくるんですよね(笑)


利用者さんにも評判がよくて、「個人的に欲しい!」とも言われることがあります。


「あっても邪魔になると思いますよ。笑」

とお伝えして話は終わりますが、1万円で買えるので、私が代わりに購入し、必要な方の家には常に常備しておいてもらいたいほど、良い商品です。

 

そんな折りたたみ式ベッドを1年使ってみた感想を書いてみたいと思います。



1.汚れが落ちない


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 汗程度でしたら、すぐに拭けば、写真のコメント通り、きれいになります。

ただ、皮屑やヨダレ等は中々、取れにくくなります。

また、ちょっとした汚れも光沢があるせいか目立ちます。

なので、アルコール液等を用いて入念に拭き、その後に乾いたタオルで拭くようにしています。



2.畳で使うと重みで畳にあとがつく


ベッド自体の重さは対した事は無いのですが、そこに人が寝起きすると、どうしても、重みがかかります。

その為、畳の場合などは、4本の脚の下にタオルや椅子用のクッションを付ける等の工夫が必要です。


初回の訪問でベッドを使って、帰る時にベッドを折りたたむとクッキリと凹みが出来ていた(*_*)

これは、私も経験したんですが、正直かなり動揺します。


まだ、関係性が取れていない段階でこう言う所でマイナスな印象がつくと今後に影響が出るので、気をつけないといけません。

その為、私はこうゆうものを使うことにしました。









100均にある、椅子の脚につけるクッションカバーも試しましたが、薄くてあまり役に立ちませんでした。


無ければ、ハンドタオルを4枚準備し、ベッドを広げたときに敷いていくのもありです。




3.高さ調整はほとんど使わない


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人によりけりですが、私はベッドの高さは常に一番下にしています。


小柄な利用者さんが多いので、一番下に設定しても、足が床に届かない方がほとんどです。


なので、次に買い換えるとすれば、高さがもっと低く設定できる物があれば、購入したいですね。

※ちなみに改良型が発売されており、51cmまで下げられるようです。

足が床に届かない高さは座位でのバランス訓練等には良いですが、立ち上がりの時などやはり、不安定ですからね。



また、私の身長が180cmなんですが、ベッドが低い方が膝立ち位で訓練ができるので、まぁ、何とかなります。笑


ただ、51cmでも端座位姿勢をとってもらうと分かりますが、高いですよね。

40cm程度から調整出来るようになると、より便利なんですが…。

今後に期待です☆


4.ヘッドレスト・アームレストは使わない


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ベッドの高さもさることながら、縦幅・横幅もかなり大きいです。

180cm・75kgの私が横になっても、まだスペースが確保できます。

なので、各種取り付けられるヘッドレスト・アームレストは使っていません。


これらをオプションにして、その分の本体価格を下げてもらう方がありがたいですね。

もしくは三角クッションやロールクッションを標準装備にしてもらえれば…最高です(*^^*)










5.専用カバーも必要ないかも



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専用のカバーもついていますが、実際には使っていません。


カバーの脱着が面倒なんです。


車での移動なので雨の日でも濡れるのはわずかというのが理由ですが。

ただ、少量の雨粒でも目立ちます。

そして、拭いてもすぐに乾かないことがあるので、雨の日に使う場合は注意が必要ですね。



最後に


今回は折りたたみ式ベッドを1年以上使ってみた感想を書いてみました。


良い点ばかりなので、あえて、気になる点を書きましたが、これで1万円以下は安いですよ!


訓練の幅も広がる上に、利用者さんからも喜ばれるので、是非、訪問リハのセラピストには常備して欲しいですね☆


ちなみに、色も数種類ありますが、1万円と少しでアイボリーも買えるようです。


黒がベースだと汚れが目立つので、気になる方はアイボリーが良いかもしれません。

私も次に買うときはアイボリーにします。絶対に(笑)


今回の商品も12kg程度と軽量ですが、更に軽量のものもあるようです。




こちらは重さが9,8kgとのこと。

お値段も約2倍はしますが、軽さを追求するのであれば、こちらも良いかもしれませんね。


高さが60cm~83cmというのが、ちょっとネックですが…。




以前書いた、こちらの記事も参考になれば幸いです☆



訪問リハビリに軽量折りたたみベッドがあると、移動・訓練がスムーズになる☆





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